コラム:もうひとつの別の広場 34年ぶりのパック
本日は長~い引用です。
以下は1982年7月に幕を閉じた、
最後の深夜放送、金曜パックの
最後のお題です。
どう考えてもナッチャンが意図的に
選んだ、答辞のようなお題でした。
パックについては別の機会に記しますが
私にとっては1972年の六文銭解体につづく
10年後のエポックメイキングな出来事でした。
引用したのは当時20歳のリスナーの檄文です。
今、ブログは我々手作りの深夜放送世代にとっては21世紀の
深夜放送なのかも知れない。
以下お題を書いた彼も計算上では42歳になっているはず。
彼はこのブログの時代を
新しい深夜放送の生まれ変わりと感じているだろうか?
(以下、ラジオから書き起こしの最後の金パのお題である)
"深夜放送とは、深夜に放送されて初めて価値をもつ
番組のことをそう呼ぶ訳で、その意味で昼間番組の
延長線にある価値のない偽深夜放送にあぐらを
かいていつにまにか鼻歌を歌うようになってしまった我々は、
深夜放送の大罪人でありましょう。
我々の世代は今、もう子供のように、その日その日をただ
ありのままに過ごしていくわけにはいかない
しかし、また世の大人たちほど現実の厳しさに、自分の理想を
傷つけられ、可能性が擦り減らされているわけでもありません。
だから我々は子供とも話さないし、大人とも話をしない、
本質的に両者とは相入れないからです。
子供は我々との間に言葉をもたず、大人はそれをすでに忘れて
しまっている。今、我々は他のいかなる世代とも
深い谷によってわかたれてしまっている、
言わば隔絶の世代に位置しているのかも知れません。
〜(中略)〜
我々現在の隔絶の世代は、もはやそれ自体で独立を保つことが
難しくなり、一部は他の世代へ後退し、あるいは先行し、
ついには世代間のバランスが崩れつつあるように見える。
だが我々はまだまだ深夜の聖域を諦めはしない。
必ずパックのような手作りの深夜放送を蘇えらせるべく
立ち上がる日が来るに違いない。
パックは金パはいつの時代にも変わらない、
青春世代の自分自身の姿の投影なのだから。"
興味をもたれた方はこちらまで。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~puck/
ではお元気よう。
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