コラム:戦争を知りたいこどもたち?
人間って結局同じ過ちを繰り返すようにできているみたい。
古くはワイマール共和国みたいに、一見理想的にみえても
その反動がヒットラーナチだから始末が悪い。
まだその反省が残っている世代はともかく、その子どもとなると
思考回路が一回転してしまうかのように
えっ!そんな事考えてんのっていう連中に遭遇することに
驚くことが増えてきた。
戦後60年、人生一回分すぎた戦後の2世というか3世達の
世代の意識とはどうなのだろうか?
幸い、彼らにとって戦争は遠い世界の出来事であると同時に
その戦争はアメリカ流のなんでも善悪を明確にする戦争しか
見えなくなってきている。ベトナム戦争のころと違い
テロとの戦いという後ろ盾があればテロ以上にひどい殺戮で
あっても
許される現実、単純な勧善懲悪ではあり得ない世界を
都合のいいように
良い戦争と悪い戦争を意識的に作り出して
いる現在、彼らのどこかに
良い戦争ならしてもいいんだ、
なんて発想が広がってきているように
思えてならない。この世の中に良い戦争なんてないってことを
どうしてもっと明確にしないのだろうか?
まるでワールドカップのサッカーのようにゲーム感覚で
戦争を始めちゃたまらない。同時に気にいらない奴=国は
やっつけてもいいんだという発想、さらに一番怖いのは
それでもゲームをしている自分は決して傷つかないという錯覚。
平和が続けば、ナショナリズムや右傾化が進むのは世の常だけど
それを乗り越えて,正しい判断を下せるような感覚を磨いて
いかないといけないと思う。
今の世代が戦争を知ってしまった子ども達にならないよう
この世界に普遍的に正しい戦争なんてないことを
今一度考えてみたい。
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コメント
ありがとうございます。
サイズはA3変形というところです。
今じゃとてもかけませんね。
25年前だからできたんだと思います。
アクリル水彩は今もありますが、完全に乾燥しきって
ます。
投稿: たくみ | 2006-10-20 16時51分
たくみさん、はじめまして。
wincと申します。
「ま3号」さんの紹介でやってまいりました~。
(学生の頃、「戦争を知らない子供たち」をよく歌っていた世代のひとりです。)
車のイラスト、見せていただきました。
ひとが乗ってるのはスピード感があり、その他のは車とバックの調和がなんとも良くて、思わず車に乗ってみたい気になりました!
どれ位の大きさの作品なんでしょうか?
投稿: winc | 2006-10-20 10時10分