ウイリーネルソン
モンク(1st season)を見ていたら、ウィリーネルソンがゲストだった。モンクを知らない人にはなんのこっちゃだろうけど、超潔癖症の変人探偵モンクが、鋭い洞察力で難事件を解決するコメディだ。
じゃあウィリーネルソンって誰だってことになるけど、ボブディランとは違う意味でアメリカの小室さんみたいな人って言うといいのかしら?カントリー&ウェスタンの大御所である。
簡単な粗筋(考えてみると矛盾する言い方!)は
金銭問題で揉めていたネルソンのマネージャーが射殺された。
殺害現場にはネルソンと盲目の婦人。婦人の証言と監視カメラの映像からネルソンが容疑者に。ネルソンの大ファンであるモンクだけが真犯人探しに。
実は盲目の婦人が盲目になった理由は15歳の時の交通事故が原因、その事故で両親も失っていた。ところが1年前、スーパーで転倒した際、奇跡的に片目の視
力が回復していたのだ。ということで真犯人はこの婦人、予想外に現れたネルソンに罪を被せたという次第。まあご都合主義的な話だけれど、このドラマの見所
は全編を通して何故モンクが婦人の視力回復を確信したかが、極めて些細な事実の積重ねで解き明かされていくという点、当初何の関係もないと思ったエピソー
ドがちゃんと筋道の中に配置されたヒントになっていたというところである。謎解きに使ったストリーカー(ストーカーではないよ。これも懐かしい言葉)も最
後の落ちにちゃんと使われているあたり芸が細かい。エミー賞コメディ部門の常連なのもうなづける。
因に肝心のウイリーネルソンは当然ウイリーネルソンとしての出演である。吹き替えなのでよくは判らないが、見た目だけは結構な演技派ではあった。 ところで何故婦人が殺したのかって?実はそのマネージャーが飲酒運転でその交通事故を起こしていたのである。なのに業務上過失致死とかで1年だけの懲役だ けで出てきたのが許せなかったとのこと。でも婦人は最後にモンクにお礼を言った。”だって他人に罪を被せたことで夜も寝むれなかったもの"だって。数年前 のものの再放送だけど、結構タイムリーな内容でもありました。
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