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2007-06-09

2007.4.1ファン気質〜おけいさんへの大阪慕情

東京と違い,大阪までは新幹線で約1時間。考えてみると時間だけで見れば名古屋へ車で出かけるのと大差ない。しかし岐阜羽島に止まる新幹線は少な いので帰りの時間だけはチャックしておかなければ。今夜のライブは始まりが早いから、新大阪発10時2分のこだまなら大丈夫だろうと切符を手配しておい た。さあ、これから約7時間のミニツアーだ。

東京と違い、仕事で大阪に来るのはめったにない。イベントで2回くらい。去年の5月に東大阪へプレミアム工場へ確認に来て以来だろうか?天気予報 では夜には雨模様とのこと。確か去年も雨だった。雨男でないと自負しているけれど、果たして大阪についた頃にはポツリポツリと雨が振り始めていた。

バスを降り、堂島大橋を渡るとあっけなく、メリヤス会館は見つかった。ライブ会場は1Fだろうか?外から眺めても1Fだけは人の動きが激しい。窓越しにおけいさんらしい人影も発見。5時半開場の割には結構多くの方がすでにお出でになっていた。
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入 口の受付を過ぎるとすぐそこがライブ会場だった。約50席くらいだろうか?すでに半分ほど埋まっていた。左端の席につき、開演を待つ。廻りはやはり関西弁 が多く、若い方々の姿もちらほら、主役を待つステージにはマイクスタンドが2本、スピーカ2個がセットされていた。もともとステージ用ではない場所だけ ど、ギャラリーだけに照明も有り、落ち着いた雰囲気の中、奥の部屋(事務所側)から、おけいさんと木村さんが登場してライブの幕が開いた。
879278_2058043241※主役を待つステージ
今日の衣装は黒のセーターに白のふんわりとしたスカート、そしていつものベージュのバレーシューズ。相変わらずスタイルは抜群、たくみを含め、観客の多くは自らの体型と比べての時の歩みの違いに軽い嫉妬を覚えるほどだ。

アトホームな雰囲気、3連続ツアーの締め日、地元大阪ということもあり、おけいさんのMCも快調のようだ。今日のセットリストは広島と同じとのこと。但し、今日はゲストに田中由美さんもお出でなので、そこだけは大阪オリジナルとのこと。

前半は最近のおけいさんの定番の曲が続く。
あめのことば、ただあたたかくカラッポにまる六のおけいさん復活の頃の歌。CSで動くまる六を見た衝撃は忘れられない。もっと考えられないのは六文銭時代のもう6倍近くおけいさんは歌い続けていることになること。そして最近の定番Water is Wide、サークルゲームと続く。サークルゲームの途中、救急車のサイレンがBGMのように被ってきた。この曲「いちご白書」の主題歌でもあり、あまりにもサイレンの音がマッチしていて効果音かと思ったほどだ。ちなみに8時までは地方選の街宣車の音も何度か流れてきていた。

"季節は巡り巡って
木馬は揺れて回る
みんな時の捕らわれ人
戻れない過去を人は振り返るだけ
回って回ってサークル・ゲーム”

歌詞自体は青い春の時代,誰もが味わった喪失感というか大人への踏み絵のように感じたり、夢は夢でしかないことを思い知らされた瞬間が蘇ってくる。ただたくみ自身は今だにこのサークルゲームの中にいるのだが。

続いて六文銭時代のインドの街をぞうにのって、この大空に捨ててしまおうと 続く。更に遡って初期の頃の六文銭の名曲、それから。こへさんの歌では聞いたことがあるけど、おけいさんのソロとは意外。奇人?正剛さんの作詞だが、この 歌にとりこになっている方もいるくらい不思議な魅力のある歌だ。六文銭時代のこへさんの作詞に少なからず影響を与えたのではと思うのはたくみだけだろう か?

前半最後はおけいさん作のホワンポーエルの街、雨が空〜だった。おけいさんの声って、つくづく安らぐ声だと思う。木村さんの軽めのコーラスと相まって、ソロの場合は癒しを感じる歌声だと思った。

10分程の休憩後、2部は最近のまる六というか小室さん色のはじまりはじまるでスタート。この曲、おけいさんの声にとてもあっていると思う。続いてはスタンダード曲としてエデンの東、ムーンリバー、ボーカリストとしてのおけいさんが輝く。後で書こうと思うことに通じる曲だ。そしていさとさんが歌う500マイル、去年のOK's SQUAREではじめて聞いてすきになった残されし者の歌と続く。ここでゲストコーナーで田中由美さんが登場。珈琲ルンバと恋人もいないのにを歌われた。
再びおけいさん登場でオリジナルの約束、うれしくて。最後の2曲は今日のライブで何故かよく出てきたTYさんからみの曲、でも詩が効いてるそれぞれこへさん、伊庭 啓子さん作詞のガラスの言葉、春の風が吹いていたらだった。最後は全員の手拍子で、そのままアンコールのWhat A Wonderful Worldで約2時間のライブは終了した。

その後、会場はアフターパーティ会場に模様替えをし、オーナーによる美味しい手料理やお酒が振る舞われた。ひさしぶりにおけいさんとお話もでき、至福の時はあっと言う間に終わってしまった。

さて、本題(何だってという突っ込みが聞こえそうだけど)
あまり意味がないと思うけど、今日のライブで特に感じたのはおけいさんのファンって大きく分けると3つに分けられるのかなあって。所謂フォークソ ングファン、フォークが好きだからおけいさんも好きっていうか。そしてその流れだけれどTYさんのファンでおけいさんも好きになった方。そして、たくみの ようにフォークというより六文銭のファンでだからおけいさんのファンだという者。どれがどうって言う訳じゃないけど、おけいさんにはフォークのっていう形 容詞や元TYの何々っていう枕言葉は不要だと思う。

前にも書いたけど、おけいさんやまる六の魅力はナツメロじゃなくジャンルを越えて、今の音楽シーンで十二分に魅力のある方々だと思うし、今に生き ている歌を歌って(新しいという意味でなく)欲しいと願っている。"懐かしいけれど新しい"いい歌をこれからもご本人にも楽しく、歌って頂きたいという思 いを強くした大阪ライブだった。

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