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2007-07-14

千年に一度の夜。777おけいさんin茅ヶ崎-1

2007年7月7日,西暦だと千年に1回のスリー7の日,
世界ではLive Earthとやらでビックライブ開催のその日,官制のクールビスより数年早く温暖化対策を実施してきた茅ヶ崎でおけいさんのライブが開催された。
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前回の反省を踏まえ,少し早めの小田原に止まるひかりで小田原へ。JRのアクティで茅ヶ崎へ向う。知らなかったが日曜まで有名な平塚の七夕祭が開催されているとのことで,平塚〜茅ヶ崎駅は浴衣姿の若い女性がとにかく多く大混雑だった。茅ヶ崎到着後帰りのムーンライトながらの指定券を受け取る(JR東海エリアを走るくせに東日本の駅でしか受け取りができないので・・)
時間はまだ4時。ライブ開始まで2時間半もある。これなら七夕を見てからでもよかったかな・・(相変わらずライブまで長くてすいません)

さて今回のライブはおけいさんの知人でもある溝江さんとその友人である熊谷さんのご尽力で開催された由。会場は普段はジャズライブが行われているハスキーズギャラリーで満員のオーディエンスでスタートした。何となく手作り感が漂うアットホームな雰囲気ながら,立派なプログラムガイド(セットリストまである)とエコの先進市でもある茅ヶ崎らしくエコバッグ,なんとおけいさんの手書きサイン入!,が全員にプレゼントされた豪華なライブだ。料金も申し訳なくなる3000円という安さ,料金までエコでなくてもいいのにと思った次第。
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※サイン入り!

定刻の6時半,主催者のご挨拶に続いてオープニングアクトにYABUKIさんのボサノバサウンドで茅ヶ崎らしいおしゃれなライブがスタートした。
いよいよ7時過ぎ,おけいさんの登場。今日は水色のボーダーTシャツにベージュ色のパンツにスニーカーと相変わらずスポーティな装い。六文銭が解散した年に生まれたギターの香真良さんとのコンビもすっかり息があって,でも香真良さんの方が落ち着いて見えるのもまた,おけいさんらしい。
※今思うとおけいさんが浴衣でライブっていうのも良かったかな?どうです来年あたり・・・。

いきなり,プログラムに書かれたセットリストとは変わるとのお話。慌ててプログラムを鞄から取り出し書換なくっちゃ。
いつものように佐々木幹郎さん作詞の"はじまりはじまる"からスタート。うん,おけいさんの声にいつもの艶が少し足りないように感じる。今日はベストポジションを確保しているし・・PAのセッテイングのせいかな?もう少し聞いてから判断しよう。

新旧織り交ぜてのMCどおり,早速プログラムと変わって六文銭時代の"この大空に捨ててしまおう""ホワンポウエルの街"と続く。

続いてはボーカリストとしての自信の現れなのか最近の定番でもある"Moon River""エデンの東"。英語の歌だけど日本語訳で聞くとおけいサウンドにとってもフィットしているように思う。因みにMoon Riverはオードリヘップバーン主演のティファニで朝食をの挿入歌だけど,おけいさん曰く,本当はマリリンモンローが主演するはずだったとのこと。確かに帰らざる河もあるからモンローの歌も味があるけど,雰囲気は随分かわったんだろうな?

5月のOK's SOUAREで披露された,おけいさん作詞香真良さん作曲の2曲。しっとりした感じとかわいらしいおけいさんらしい曲,"ひとときの夢""かざぐるま"。ここでおけいさんはご自分でご覧になった夢の話を紹介された(実はこの夢の話は2回目とのこと),ファンならずとも気になるその内容は,ひとつはおけいさんの結婚式の夢だそう。肝心のお相手は判らないとのことだから立候補でもしようかしら・・。そしてもうひとつは何か判らないけれど爆発する夢とのこと。しかも総天然色!?。夢の内容よりカラーの夢の方が気になるけれど。おけいさんは溝江さんを呼び入れてその分析をお願いされていた。続いてもう1曲自作の曲"うれしくて",そして前半最後は,六文銭時代からおけいさんのための曲がなかったとのことで,まる六になってから小室・こへさん作の"ただ暖かくカラッポに"ライブ前半が終了した。

おけいさんの透明感のある癒しの歌声の魅力は今更語るまでもないけれど,ご本人のご自覚がないので?あえて書かさせていただくとどうしてこんなすばらしい女性ボーカリストが28年間も歌の世界から離れていたんだろう!かと思う。テクニックがどうのとか声量がどうのという次元をこえた歌としての魅力がおけいさんにはあると思う。
六文銭時代には伝説となるほどのキャリアを積んでいないのにかかわらず,彗星のように復活したその歌声は,聞いた人すべてを癒しの境地に導いていく。現にたくみも小室サウンド,こへサウンドの魅力のもとに生のまる六に触れたのだが,そこにあったのは両巨頭を従えるようなおけいさんの魅惑の歌声だった。
まる六が2000年の復活以後,ある面六文銭の活動歴をオーバーテークしそうな状況にあるのも,おけいさんというセンターボーカルに対して小室さんやこへさんの絶大なる信頼があるからだと思う。前にも書いたけど,もはやまる六は六文銭へのオマージュとしての存在を越え,まる六としてのアイデンティティを確立したと言える。それには小室さんこへさんの2大個性を融合させるおけいさんの歌声は不可欠だと思うのだが・・。

余談ながら最初に書いた,おけいさんの声質については 実働1年の六文銭時代から28年の空白,そして復活後7年のキャリアの中で,まだ進化の過程なのかも知れない。その過程であるのなら期待をしながらその進化を確かめるようにしたいと思う。

肝心のライブレポートは前半を終えたばかりだが,後半にはレポートの続きと希代のボーカリストとしてのおけいさんの魅力以上に希有なくらい人としての魅力に溢れるおけいさんに触れてみようと思う。 続きはまた。

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たくみのまる六&おけいさんLIVEレポート」カテゴリの記事

コメント

たくみさん、こんにちは、ハーブクマこと熊谷です。
10日前は、遠方より茅ケ崎へいらしてくださりありがとうございました。
たくみさんのところも日本三大七夕の一つですよね。平塚よりもすごいと聞いています。

おけいさんのライブレポート、詳細にかつわかりやすく的確にまとまられてさすがと感心しました。
随所におけいさんへの’愛情’が感じられすばらしいですね。

「浴衣のおけいさん」なるほど、それもまたよしですね。

千年に一度の夜、その日にライブができたこととてもうれしく思います。そして、こころに残るライブとなりました。
ありがとうございました。


投稿: ハーブクマ | 2007-07-18 02時30分

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