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2008-04-14

道東ツアー総括前に 小田原にて

13248624_113750772日曜日小田原へ出かけた。
北海道ではまる六を堪能させて頂いたので
今日はソロのおけいさんを・・
不思議なもので、同じ曲でもまる六とおけいさんのソロでは
違う響きで心に染みてくる
ソロのおけいさんを支えるのはお馴染みの木村香真良さん
いつも寡黙な彼はひょっとしておけいさんのまわりに群がる得体の知れない
我々に恐れをなしているのかも知れない(なんやね、このおっさん達!ってね?)

しかし、それも無理はない。何しろおけいさんが六文銭にいた頃、
彼はまだ生まれるか生まれないかの頃、そんな頃のことを昨日のように
話している連中のことを理解できる方が不思議なのだろう
でも、そんな香真良さんがおけいさんのサポートをしていることの方がもっと不思議だと思うのは私だけだろうか(そう、時の歩みは平等ではないのだ)

ところがこのコンビネーションが本当にいいのである
おけいさんのヴォーカルに出しゃばりもせず
かと言ってしっかりとハーモナイズされたコーラス
何よりギブソンの奏でる音色はソロのおけいさんの魅力を増々引き立てている

さて本日の会場は小田原のジーズキャフェ
東海道線の鴨宮駅から住宅街を抜けたすぐそこにあった
※しかしながらいつものように視覚に入っていたはずなのに見逃して
 随分遠くまで探しに行ってしまった。不動産屋さんの若い社員の方が
 LIVE好きで助かり,来た道を慌てて戻っていった

ドアを開けるとすぐにステージが、奥に入っていくとカウンター&テーブルの
客席があった。入り口にはいつも寡黙な香真良さんが座っていた
天井にはLIVEに訪れた方々のサインが所狭しと書いてある。ビートルズに混じって龍馬もマスターがお好きなのか関連したパネル等があった。細長いフロアの中間辺りにスペースを確保してスタートを待った。
13248624_728768665定刻から15分程遅れて、おけいさん登場。グリーンのタータンチェックのチェニックにジーンズ。新緑のような緑が鮮やかに目に飛び込んでくる。
この会場は渡さんの生誕祭の際、お知り合いになったマスター?のお誘いに乗って開催されたことなどを話されて1曲目の"へのへのもへじのあかちゃん"で小田原LIVEがスタートした。
続いて"それから" 最近ではおけいさんのソロでしか聴く事が少ない六文銭時代、しかもおけいさんが参加する前から歌われている歌だ。"へのへのもへじのあかちゃん"雨空〜私はスパイと同じ戯曲スパイ物語の挿入曲で、この戯曲のサブタイトルも"へのへのもへじの謎"とある。"それから"は初代六文銭の最初のLPにも収められている奇才松岡正剛さんの作詞である。オリジナルは亡くなられた小林雄二さん、メモリアルではこへさんが歌われている。
この出だしは何か意味があるのかしら・・、10日の余韻でまずは六文銭時代の歌からということか?

ここでおけいさんがフライングMC?すでに次回開催を予告してしまった!マスターは是非年内にっておっしゃっていたが、果たして・・
      
3曲目はオリジナルの"おしゃべりのつづき"で少しリラックスした感じに
そして今日の衣装にフィット?したアイルランド民謡"The Water is Wide"
続いてジョニ・ミッチェルの名曲"サークル・ゲーム"密かにおけいさんは日本のジョニ・ミッチェルだと思っている身としては嬉しい選曲だ
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第一部の後半はおけいさんならではの歌が続く
まずは六文銭時代初めて創った曲"ホワンポウエルの街"、作詞はこへさんで当時、おけいさんは"この街ってあるの?"って聞かれたとのこと、勿論こへさんは"ちゃんとあるよ”と答えられたとのこと
そして当時の六文銭時代の歌”この大空に捨ててしまおう"、実はホワンポウエルよりもおけいさんにはフィットしているような記憶がある
そして前半最後はオリジナルの"うれしくて" あっと言う間の前半だった

後半はまる六のCDに関連した曲から
"はじまりはじまる"と拍手も加わって"あめのことば"そしてまる六のテーマ曲@たくみの"ただあたたかくカラッポに"の3曲が披露された
実は今日もCDの"特別価格販売!?"があったのだが、20名程のオーディエンス、しかも一部購入済の常連さんがいたにも関わらず完売だったそうな

道東ツアーのお話から"誰かが星を見ていた"大好きな曲だ
そして香真良さんオリジナルの内容については黙秘が続く"またね"

続いては私もそうだが、おけいさんもオリジナルは聞いてなかったという
"ガラスの言葉"こへさん流のノリノリの雰囲気と香真良さんの鮮やかなギターテクニックがうれしい曲
 

いよいよラストスパートは小室さんが歌われたスタンダード曲集から
"What a Wonderful World "
そして先ほどからアスファルトの色を変える程に降り出した雨にちなんで一番新しいオリジナル曲"しずかな雨"と続く
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そしてエンディングは最近の定番、そして季節にもぴったりの"春の風が吹いていたら"。この曲、初めて聴いたのはちょうど1年前の大阪、広島からのソロツアー最終日で、その広島では作者でもある伊庭啓子さんともお会いになったということで後半に向かっての盛り上がりでは何故が聴いているこちらの涙腺が緩む曲でもある。
この歌、大阪では手拍子で盛り上がるのだけれど、小田原では皆さんおけいさんの爽やかで透明感のあるヴォーカルに聞き惚れているようだった。

さてさて問題はアンコール。予定どおりの"インドの街を象にのって"で陽気にオーラスを締めくくるはずだったのだけど、小田原のオーディエンスはキャンディーズファンクラブばりの野太い声でそれを許さない!
おけいさんはあわてて楽譜を探しに行くが、中々決まらない。結局、先ほどのスタンダード曲集から何度も歌われている"エデンの東"で小田原のLIVEは終了した。

小田原のファンは当初"六文銭"の中の紅一点であるおけいさんを少しばかり興味半分で迎えていたのかも知れない(これ勝手な思い込みなのでご容赦)、しかし多分LIVEがはじまってからはソロとしてのおけいさんの魅力にどんどん引き込まれていったはずである。いい意味での裏切り、おけいさんというパフォーマー、そしてそれを支える香真良さんのギターとコーラスに確かに酔いしれていた。これでまたまた迷える子羊をいっぱい増殖させてしまったようだ。(ありがたいようで増々ライバルが増えてしまうが。何の?それは秘密です)
そして当初のフライングがフライングでなく、何より小田原のオーディエンスが再びのLIVEを待ちこがれることになっていた。

私はいつになくワインを飲み過ぎて、クルマで帰るおけいさん、香真良さんを見送った後、幸せな酔いに任せて鴨宮の駅へ向かった。

13248624_1031062852s※最後は記念に天井にサインを。

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たくみのまる六&おけいさんLIVEレポート」カテゴリの記事

コメント

富士さん

とんでもございません。単なる人見知りなだけです。
人見知りのおしゃべりということで手に負えない(笑)
ということで誤解を受けやすいということです・・

富士さんはずっとお見かけしていたのに、変にお声をかけて
お迷惑(過去2度のトラウマで)かなと思い、Uさんに
お名前を確認してからご連絡した次第でした。

CG絡みもあるとなると勇気百倍です・・
ただわずかな才能は70年代に枯渇しておりますので。
再チャレンジも考えないといけませんね。

こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
※DLは大丈夫でしたか?

投稿: たくみ | 2008-04-15 12時28分

素早いご報告読ませて頂き昨夜のステキな時間を再確認しています。
ホントにお得なライブだったと・・
突然、話しかけてびっくりさせてしまったでしょうか?
北海道のレポートに感動していたせいだと思います。
これからも時々のぞかせて頂きますのでどうぞ宜しく御願い致します。
追伸
家人が車のイラストに感心していました。
すごい才能、彼も中学生の時からのカーグラの愛読者です。
家の車のイラスト描いて欲しいと申しております。

投稿: 富士 | 2008-04-14 23時30分

ceppie様

こちらこそ、恐縮です。
"やさしい"ご配慮、心に染みます。
覆面パトとは、東京方面へ帰った2号車”U"号、3号車"カマラ"号は
無事だったのかしら・・

投稿: たくみ | 2008-04-14 17時09分

昨日は、どうも、、また私のディープ(?)なブログにお越しいただき幸いです。一足早く帰った私ですが1時前に自宅到着(覆面パトがたくさんいたので安全運転で帰りました)、焼酎を飲もうと思っていたのですが、さすがに疲れましたので、そのまま寝ましたが、しかし早いレポート、あらためて楽しい時間を思い出しております。このつぎに例の物お渡しします。。。では、、、

投稿: ceppie(石塚)です | 2008-04-14 15時46分

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