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2008-06-07

自由への系譜 まる六、6の日LIVE

Gsc_1206南青山から原宿に至る道から少し入ると善光寺の別院があった。
1ケ月ちょっと前、大地震ですっかり記憶が飛んでしまったけれど、フリーチベットを叫ぶ当然の声を外交的配慮(所詮、福珍の見栄と金だけだが)とかで圧殺したこの国の権力とは違って、善光寺が下した勇気ある決断にはほんの少し溜飲が下がった想いだった。
※長野の地での漢民族の蛮行は北京オリンピックのプレスパス欲しさの大手メディア連中によって闇に葬りさられた。結局、記者クラブ同様この国のメディアは本当に信用できない。それを康夫(無論田中)ちゃんを追い出した長野の地で行うっていうのも何かの因果か?
善光寺は、東や西本願寺に代表される宗派に関係なく無宗派の仏教寺院。その意味ではチベットに連帯する理由は明確だった。その後、何食わぬ顔で胡 錦濤を迎えた唐招提寺など奈良の仏教界とは、その姿勢に雲泥の差がある。

さてさてまたまた前置きが長くなってしまった。そう今日のテーマは自由。
6月6日はまる六の日、南青山のマンダラはその定席でもある。
この日、集ったファンにとっても、それはまる六の何かを見るというより今のまる六を定点観測する場のよう。当然、小室さんを初め、まる六の皆さんにとっても肩肘はらず、そのくせよく知るオーディエンスに対する実験の場でもあるような気がする。

定刻を待ちきれずに、小室さんとこへさんがステージへ。
情報によると、早くしないとこへさんが飲み出しそうなのでとのこと・・
Gsc_1249
小室さんが、今日はなるべく長く話をしないように曲をポンポンと行くみたいなことを話されている。確かに今日は、曲で勝負という感じが伝わってくる。
そして最初"スパイ物語"・・予定どおりイントロ始まってすぐストップ、ここから小室さんのピックの話やら何やらで5分近く話が続く。正直なところ、ファンとしては曲もさることながら、こうした呼吸のあったお話もLIVEの楽しみのひとつ。こちらは台本はないはずなのに、つぎつぎと押したり引いたりの会話が続く。
そして予習?に続いて"雨がふりそうだな",そして"夢のまた夢""はじまりはじまる"と宣言どおり曲名紹介すら無しに進んでいく。

ここで、小室さんが『このチューニングメーターがよくないね。これがあるからついつい調整しちゅうけど』と"無題"を始める。う〜ん、まだ今日のセットリストが読めない。なんとなくCDの曲を淡々とすすんでいく感じだけど。

それより(実は今日は一番奥の常連さん達の近くの席だけど)今日は、PAがほとんど効いていない生音に近い感じの音作りだ。時々、ゆいさんが音のバランスを確認に来ている。どうやらステージ上と客席では随分感じが違うようだ。

Gsc_1265 Gsc_1234 Gsc_1245

またまたイントロから"ただあたたかくカラッポに"がはじまった。おけいさんがリードヴォーカルを取る曲だけど、うん?。そして、そのまま"こわれました"メモリアルに収録されている短い曲というより短い散文詩に曲をつけたような曲。おけいさんが『短いね』ってつぶやくと小室さんが『じゃ昔のアンコールみたいにもう1回やろう』と。こへさんが『えっ』と言ってもう1回同じ歌をうたう。『2回目ということで先ほどより声が大きくなったけど、何か?

再びチューニング。おけいさんが『昔は音叉だったよね。この世界に戻ってきたらなくなっていた
そして譜面台の紙をこへさんに渡し、こへさんの朗読が始まった。"石と死者"。朗読の段取りだけでなく、編曲がいつもと違っている。どうやら、今日のまる六はオーディエンスの一定の知識を前提に同じ曲を編曲なりを変えて聴かせようとしているのだろうか?
そして、あのイントロ・・しかしやめようとする小室さん。これに対しこへさんが『やめないよ〜』と応酬したけど、やはりストップして始まった。"街と飛行船"。CDとはあきらかにテンポが違う。どちらかというとフォーシーズンで聴いた当時に近いような。同じ曲でも、自由にその場その場で変わっていくまる六ならではの展開、その中でも我々にはわからない3人のいろんな駆け引きが仕掛けられているような気がする。

こへさんが『これが一部の最後の曲です』。そう、ここまでは一切の曲名紹介なしにすすんでいる。『せめてこれ言わないと判らないから
その曲は今回唯一、CD以降の曲"いのち返す日"

休息の間に、ゆいさんがステージ上にあるものを置いていく。
そして2部がスタート。小室さんが『あれ、こんなものが置いてある』とニッコリ。そして『古いライブハウスなんでエアコンの音が少し気になるので今、止めています。暑くなったらまた入れます』と。
やはり、PAを極力しぼった繊細な音づくりもテーマに入っているようだ。

スタートは"雨が空からふれば"。再びチューニングを始めるこへさんに『どうせ歌う方が狂うからいいんだよ』って小室さん。
"夏・二人で"のイントロが始まった。こちらもキングサーモンに近いテンポだ。しっとりとした感じのCDとは違い、やはりこちらのテンポの方が個人的には心地いい。
そして"あめのことば"と続く。

ここで小室さんが『どうも後が気になるんだよね』そう、さっきゆいさんが置いたのはワイングラス。そう話している間にこへさんの手はワイングラスに伸びていた。そして、おけいさんが『飲んでもいいけどこうへいちゃんは飲み過ぎないようにね
Gsc_1362※と言うことでワインを

ここで小室さんの即席カントリーソング口座。お笑いと紙一重と言うことで、こへさんに『このままあの歌はやれないだろう』って。
はじまったのは"君はだれかな"
いつものようにこへさんのソロではじまったが、途中から明らかに違う感じでおけいさんと小室さんのハーモニーが絡んでいく。これには面白い話があるけどオフレコと言うことで。後でお聞きした中での驚きは、この曲、てっきり糸田さんの詩にこへさんが曲をつけた詩先だと思っていたのだけど、曲先の歌とのこと、改めて糸田さんの凄さを再認識した次第。

続いてあきらかに違う編曲で"樽をころがせ"。まる六として、自由にどんどん進化していく様がすばらしい。オーディエンスもそれを理解できるように進歩しなくては。

畳み掛けるように”引き潮""戦場はさみしい""おしっこ"と続いていく。
少し間があって、内輪の反省会が続く(これが面白い)
そして"サーカス"まで。ついにここまで曲名紹介は一切無かった。

そして本日最後の曲はメモリアル1の最初にある清岡卓行さんの"思い出してはいけない"。こへさん曰く『1年近くやってないね』という話。ということは清岡さんが亡くなった後のLIVEで歌われたはずだから、2年近く前か。

当然アンコールとなったが、ここで小室さんが『これが最後だったの?知らなかった』とLIVEの続きのようにMCが続いて行き、選ばれたのは"流星花火"。この歌、キングサーモンで曲が足らず急遽作られた曲。〜田舎の縁日には、肌寒い夏の空を流星花火が飛び交っていた〜3人が繋いでいく〜そいつが違う・・〜の部分が圧巻の歌だった。
そして、小室さんとおけいさんが今年、北海道へ行って"この部分の意味が判ったような気がする"と、さすがにこへさんが"今頃?"で大爆笑。

そして本当のアンコール?"サーカスゲーム"でまる六の日のLIVEが終了した。

今回のまる六、自分勝手な感想だけど、小室さん、こへさん、おけいさんの道は違うのだと思う。そう、まるで六文銭であって、六文銭でないのだ。それぞれがそれぞれなりに自由に解釈して歌っていく。無理に合わせようとするのではなく、一見バラバラのように見えて瞬間、計算ではできないようなすばらしいハーモニーとしてシンクロする。これが進化するまる六の魅力だと思った。
次のまる六の日、12月6日は決定している。それまで何回、まる六の場に立ち会えるのかは判らないけれど、こちらも心して立ち会わねば、油断も隙もないこの歌うことに自由なユニットに対するには・・。

この後は高齢?いやいや恒例の反省会。とても書けない内容だけど、気がつくと6の日が7の日に変わろうとしていた。
              


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コメント

山猫さん

ありがとうございます。そして先日はありがとうございました。
(別サイトでの想いで)変な自己レスお目に入っていなければ幸いです。coldsweats01
あと2週?がんばります。

そうなんです。急遽得三も参加になりました。
しかも得体の知れない知人2名を引き連れて・・

投稿: たくみ | 2008-06-09 09時45分

昨日の自己コメント削除しました。

投稿: たくみ | 2008-06-09 09時41分

まるで目の前でライブを見ているようなドキュメンタリーレポ、ありがとうございました。

まる六の3人の位置づけが妙に納得感がありました。
ビートルズの「ホワイトアルバム」を急に思い出しました。

自由って、難しいですね。自由なだけに、その裏返しの落とし前をきっちり背負わないと、単なるバラバラ。
微妙な感覚なような気がします。

投稿: 山猫 | 2008-06-09 08時41分

<訂正です>
思い出してはいけないは小室さんのファーストアルバムではなく
メモリアル1の収録でした。
本文はすでに訂正してあります。ご指摘頂いたいるかさん。
ありがとうございます。

投稿: たくみ | 2008-06-07 20時48分

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