ソロのおけいさん
昨日、今日は久しぶりのまる六としてのLIVEが首都圏で行われる。
気のせいか、まる六としての予定が少ないような、たまたま9月は3回あるけれど、夏以降は12月のまる六の日以外は見当たらない。
お三方、ゆいさんも含めて個々の予定が多いということなのだろう。
結果、最近はソロのおけいさんのLIVEへ伺うことが多くなった・・
前の日記にも書いたように、ソロのおけいさんとまる六としてのおけいさんはそれぞれ別次元の魅力がある。今日は、すこし分析も含めてソロのおけいさんの魅力を考えてみよう(暇なのかなあ?)
2005年の最初のOK's SQUARE 以来、おけいさんのLIVEにはまる六としてのもの、他のアーティストとのジョイント、そして純粋なソロ(若干のサポートやゲストがあるものがあるけど)の3パターンがあると思う。ここでは、ソロとしてのLIVEで記録があるもの19回を見てみることにした。
調べてみると、最初の頃は行けてないけど合計で11回参加できたことになっている。かろうじて半分はカバーできたのか・・
※以下はおけいさんのソロLIVEでのもの。私調べなので、よろしく。
一番多く歌われた曲は?
想像できるでしょうか?実は19回中17回歌われた曲が2曲あります。
●春の風が吹いていたら
●ただあたたかくカラッポに
"春の風は・・"は当然と言えば当然のような気がします。ただLIVEで聞かれていない方は例のデュエットをイメージされると思いますが、これが違うんですね。POPな感じのオリジナルに比べておけいさんの意志が伝わってくるような心に響いてくる歌唱なのです。この歌を聞くためだけでもLIVEに出かける価値があると思うのですが。そして"ただあたたかく・・"これも当然のランクイン、まる六になっておけいさんのための曲を作ろうとして小室さん/こへさんが創ったと言われています。何より、まる六として再び歌い始めた想い、喜びを詞にしたとこへさんは語っています。だからまる六のテーマソング@たくみという所以です。
この2曲に続くのが"あめのことが”で16回、やはりまる六として初期にできた歌、まる六でもおけいさんがリードヴォーカルなので当然でしょうか。これに続くのは"インドの街を象にのって"が15回、"ガラスの言葉"と"ホワンポウエルの街"そして"うれしくて"の3曲が14回と続いています。この中で"うれしくて"はおけいさんのオリジナル、つまりオリジナルとしてはこの曲が一番多いということになります。
どんな歌が歌われるのか?
●これまでに歌われたのは全50曲(もちろんソロとしてです)
●バリエーションは・・
◇おけいさんのオリジナル(他の方の作詞/作曲含む)・・9曲
◇六文銭時代の歌・・9曲
◇まる六の歌・・3曲
◇小室さん、こへさん、木村さんの歌・・6曲
◇海外のスタンダード曲・・15曲
◇おけいさんの好きな歌(他のアーティストの歌)・・8曲
一見、海外の曲が多いように思われるかもしれません。実は六文銭時代の中にメラニーの"傷ついた小鳥"もあるので16曲ですが、うれしいことにすべて日本語の歌詞で歌ってくれます。中にはおけいさん独自の訳詞と、香真良さんの抜群のギターテクニックもあって、海外の曲でもおけいさんのオリジナルソングとして、心に響いてきます。
もうひとつお気づきかも知れませんがまる六としての曲は3曲しかありません。ここが別次元の魅力があるという理由でもあります。その3曲にしても、六文銭時代の曲にしてもおけいさんのソロとしてアレンジしてあります。木村香真良さんのコーラスもおけいさんにフィットして違う魅力で響きます。
おけいさんの好きな曲は、幅が広いですね。本来、海外の曲もここにはいるべきなのでしょうが"港の見える丘" "私の青空" "涙君さようなら"なんていう意外な曲もさらりと歌われます。最近のトピックスは"涙のキッス"でしょうか?一言でいえば、香真良さんのアレンジ&ギターも相まって、まさにおけいサウンドなんですね。
アンコールで歌われる曲は?
当然、セットリストの関係もありますが、盛り上がる曲が多いと思います。2回以上アンコールに歌われた曲は、
●インドの街を象にのって・・8回
おけいさんの"それでは最後はご陽気に”って言葉が蘇ります。
●What a Wonderful World・・4回
どちらかというと最後はしっとりという感じでしょうか?
そして隠れたアンコールの定番は"春の風が吹いていたら"だと思います。アンコールとしても3回歌われていますが、本編の最後の曲としても10回歌われています。一番多く歌われてそれでいてエンディングに歌われる、やはりおけいさんのソロLIVEには欠かせない1曲だと思います。因みに後1曲、2回アンコールで歌われた曲は武満徹さんの"翼"です。
最後は
好きな曲は?
実はこれが一番、難しい。好きと言えば全部好きになってしまう。聞き慣れた曲がいいようで、でも意外な曲がよかったりして・・
無理して何曲かを選ぶとすれば(あくまで私の好みですので悪しからず)
●春の風が吹いていたら・・これは説明不要かな。
●The Water is Wide・・アイルランド民謡、おけいさんの透明感のある声が心に染みてきます。
●ただあたたかくカラッポに ・・ソロとまる六としての魅力がクロスオーバーする曲です。
●誰かが星を見ていた ・・キャンプファイヤの歌としても有名。おけいさんの声はメルヘンそのもののような気がします。
●サークルゲーム・・ジョニ・ミッチェルの名曲、おけいさんは日本のジョ二・ミッチェルでもあるので。
●この大空に捨ててしまおう・・六文銭時代から大好きな曲でした。
●うれしくて・・おけいさんのオリジナルですが、再び歌い出した喜びがこちらにも伝わってきます。
これ以外にも"ガラスの言葉"や浜田真理子さんの"残されし者の歌"、"またね",
"しずかな雨"なんかも好きなんですね。結局、どんどん増えて全部になってしまいます。
ここまで書いても、おけいさんのソロLIVEの魅力は伝えきれません。LIVEそのものがまさにおけいさんの人柄そのものに、同じ空間にいるだけで、人を信じられる気持ちにさせてくれます。その分、自分が汚れているのだと思いますが、単純に癒しとは違う、聴くものの心まで汚れが落ちていくようなステキな時間が過ぎていきます。
お近くでおけいさんのLIVEがあれば、是非迷うことなく出かけてください。素敵な歌、素敵な人、素敵な演奏で心が少し豊かになったように感じると思います。
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