37年前の・・出発の歌
六文銭を扱ったあるサイトにYou Tube に"「出発の歌」上條恒彦&六文銭の映像"がアップされたとの書き込みがあった。
早速、チェックしてみると1971年11月の世界歌謡祭時と思われる映像が確かにアップされていた。明らかにTV映像と思われるのは映像に被るように"ステレオ"の表示が出ている!そう、いまなら地デジでないテレビ放送の右上に出る"アナログ"の表示と同じように。
しかし、よく考えてみると1971年にテレビ番組を録画できた人がどれほどいたのだろうか?確かに文献によれば家庭用のVTRは1965年に発売されてはいる。しかしまだVHSは世の中には出ていない。何しろソニーのβは1975年、VHSはビクターが1976年の発売である。と言う事はこの映像はオープンリールのビデオデッキということになる。とてつもなく高価だったのは想像に難くない。何しろ、私の実体験でいっても,初めて購入したビデオはソニーのβマックスで1978年か79年に購入したもので,確か27、8万円(当時)したはずだ。無論、当時の月給よりも遥かに高い買い物だった・・・。
そのとてつもない高価なビデオレコーダでよりによって?六文銭の映像をよく録画していたもの(当然テープ自体も高価なはず)である。一体誰が?そして更に驚くことはその画質の良さ。You Tubeだから実画質自体は現在のハイビジョンに慣れた目から見れば劣るものの、何しろ37年前である。およそ20年前のVTRでも結構劣化が激しいのが現実である。
まあ、ここからは勝手な想像だけど、まずこの映像の元は当時放送したフジテレビ関係者もしくは制作プロダクション関係者のものだと思う。録画された方本人がYou Tubeにアップしたとは思えないので、その存在を知っているご家族、多分私と同世代かな?、この映像の価値を理解されている方が元映像をお持ちの方の近くに見えたということは、結構奇跡に近いのかも。
いずれにしてもこの映像は極めて貴重であると言わざるを得ない。
さて、肝心の映像の内容だけど・・
当然ながらジョーさん、小室さんみんな若い。実は映像の8割はジョーさんと小室さんのアップである。
肝心のおけいさんはキャプチャーした3カット程度しか写っていない(残念)
推定20歳!?だけど当然ながらかわいいというか美しい。何しろこの時代の動くおけいさんの映像って本当に貴重です。当たり前だけど本当に長い脚がフレヤージーンズからも伺える。次に多く写っているのは原さんで、正直一番かっこよく写っている。橋本さんもちょこちょこと、そして問題のこへさんはほとんど写っていない!マイクの配置の性なのか、何故か観客席を背にして歌っているように思う。赤いバンダナを長い髪に巻いた姿はやはり、こへさん以外の誰でもないという感じ。
・・・おけいさんは当時から声を出さない時はマイクから1歩下がったところにいるんだ、なんて懐かしいというより余に貴重すぎて声が出ないという気持ち一杯の映像だった。
<不思議なくらいにこへさんの姿は写っていない>
ダイレクトではYou Tubeのリンクが貼れないのでよろしければこちら(出発の歌)をクリックしてください。
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