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2008-10-03

青春の蹉跌

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石川達三の小説

そして萩原健一主演、長谷川和彦脚本、神代辰巳監督 1974年の映画

井上孝之作曲のテーマソングがよかった

ミドリブタも好きだったなあ。
約束とあわせてテーマソングを盛んにかけていた

個人的には萩原健一はちっともうまくなかったけれど

その下手さが新鮮に思われたのか,結構評判を取っていた

蹉跌・・つまづき、青春なんてつまづき連続なのに

時代の空気は70年安保と高度成長の中で

青春自体がどんどん希薄になっていく時代だったのかも知れない

ユーミンのいちご白書をもう一度もテーマは似ているのかと思う

自分らしくより上手に生きていく、社会とうまくつきあっていけることが

大人の嗜みになっていった時代なのかしら

その意味では、その時代に立ち止まっている自分がいて

この時代になると、それはそれでよかった?時代についていかなかったから

それによって失ったものも多いけれど

今、上手に生きて行こうとしている30代や40代の奴らが正直気の毒に

思えてきた

お〜い、後20年も30年もそんな生活を続けていくのかいって

青春の蹉跌は乗り越えられても

60になってから人生の蹉跌を迎えないでよってエールを贈るしかないみたい

しかし青春の蹉跌のテーマソングって改めていいと思った

サウンドトラックじゃなく後年生で演奏されたものだけど

とってもよかった。

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ミタ・キイタ・カンガエタ」カテゴリの記事

コメント

シゲルさん

いつもありがとうございます。
この頃の映画って、なぜか音楽がいいんですよね。
緑魔子のやさしいニッポン人、安田南の赤い鳥逃げた、愛情砂漠…勿論約束のテーマや8月の濡れた砂なんかも良かったです。
そういえば監督さんも神代さんですし、脚本の長谷川和彦も日活ロマンポルノ出身で、あの時代の空気感を感じさせる人達ではありました。

投稿: たくみ | 2008-10-07 16時22分

たくみさん

こんばんは。ブログ拝見してびっくり!懐かしい思いでいっぱいです。

「青春の蹉跌」私も大好きな映画なんです。中3の時にロードショーで観にいったんですよ。ショーケンが好きだったこと(「傷だらけの天使」は今でもTVドラマの金字塔だと勝手に思ってます)もあるのですが
、その後も名画座等で何度か観ました。井上バンドのサントラもLPで持ってます。井上尭之さんは良い曲書きますね。ギタリストとしても大好きです。去年STBでライブ見ましたけど渋かったですね~

投稿: シゲル | 2008-10-06 23時36分

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