青春の蹉跌
そして萩原健一主演、長谷川和彦脚本、神代辰巳監督 1974年の映画
井上孝之作曲のテーマソングがよかった
ミドリブタも好きだったなあ。
約束とあわせてテーマソングを盛んにかけていた
個人的には萩原健一はちっともうまくなかったけれど
その下手さが新鮮に思われたのか,結構評判を取っていた
蹉跌・・つまづき、青春なんてつまづき連続なのに
時代の空気は70年安保と高度成長の中で
青春自体がどんどん希薄になっていく時代だったのかも知れない
ユーミンのいちご白書をもう一度もテーマは似ているのかと思う
自分らしくより上手に生きていく、社会とうまくつきあっていけることが
大人の嗜みになっていった時代なのかしら
その意味では、その時代に立ち止まっている自分がいて
この時代になると、それはそれでよかった?時代についていかなかったから
それによって失ったものも多いけれど
今、上手に生きて行こうとしている30代や40代の奴らが正直気の毒に
思えてきた
お〜い、後20年も30年もそんな生活を続けていくのかいって
青春の蹉跌は乗り越えられても
60になってから人生の蹉跌を迎えないでよってエールを贈るしかないみたい
しかし青春の蹉跌のテーマソングって改めていいと思った
サウンドトラックじゃなく後年生で演奏されたものだけど
とってもよかった。
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コメント
シゲルさん
いつもありがとうございます。
この頃の映画って、なぜか音楽がいいんですよね。
緑魔子のやさしいニッポン人、安田南の赤い鳥逃げた、愛情砂漠…勿論約束のテーマや8月の濡れた砂なんかも良かったです。
そういえば監督さんも神代さんですし、脚本の長谷川和彦も日活ロマンポルノ出身で、あの時代の空気感を感じさせる人達ではありました。
投稿: たくみ | 2008-10-07 16時22分
たくみさん
こんばんは。ブログ拝見してびっくり!懐かしい思いでいっぱいです。
「青春の蹉跌」私も大好きな映画なんです。中3の時にロードショーで観にいったんですよ。ショーケンが好きだったこと(「傷だらけの天使」は今でもTVドラマの金字塔だと勝手に思ってます)もあるのですが
、その後も名画座等で何度か観ました。井上バンドのサントラもLPで持ってます。井上尭之さんは良い曲書きますね。ギタリストとしても大好きです。去年STBでライブ見ましたけど渋かったですね~
投稿: シゲル | 2008-10-06 23時36分