色々な初、おけいさんの歌初め
ご自身のお話によると08年は71本のライブを行われたとか・・
約半数は行けたと思ってたのに18本ではカバー率が低すぎ!ホントかな?
今年も頑張らなくっちゃ。少なくともソロに関してはカバー率をふやさなくちゃ。と言うことで今年初めてのおけいさんのLIVEレポートです。
まずは最初の初は初ライブと言う事でいつものバスで東京へ向かいます。
いつもの休憩場所と違って初めて富士川SAで5分間休憩となりました。
いかにも冬という感じの富士山。今年は何回みえるのかしら。
続いての初は、まだ行ってなかった初詣。
せっかくなので原宿から表参道を通って明治神宮へ。それにしても東京、凄い人です。午後4時を廻っているのに原宿駅から出る事も出来ない程の人の波。だから東京は・・。
ところで初のソロのおけいさんはこの原宿ペニーレインでした。そして今年最初は"おばあちゃんの原宿"巣鴨、手風琴です。特に意味はありません(^-^;
※寒さ故の?氷の彫刻展も開催されていました。
混雑を避けて代々木駅から巣鴨へ。5時近くになりすっかり辺りは夕闇です。早速手風琴の場所を確認して"巣鴨の刺抜き地蔵"さんへもお参りです。
もちろん、巣鴨も初なので3つ目の初かな。
※お参りはできましたが、お地蔵さんを洗う行列に恐れをなしてあきらめました。
さていよいよ手風琴です。有名な料亭"田村"の近くにありました。
※近辺にはお地蔵さんが多いみたいです。こちらは会場近くの身代わり地蔵様
会場に入ったのは6時半過ぎ、すでに多くの方が席に着かれていいました。常連さんの方々に新年のご挨拶をして席に着きました。レイアウトの関係と撮影の方が見えた関係でステージをかなり横から見る位置です。定刻どおりの7時に09年のおけいさん初ライブがスタートしました。
今日のおけいさんはスリムな体をすべて黒のタートルネックと黒のパンツに包んだステージ衣装。やや暗めの照明の中では顔だけが浮き上がる感じです。
そして初共演の古橋さんはレザーのハンチングが印象的です。
やはりスタートは"はじまりはじまる"そして"あめのことば"。いろんな意味で聴き比べにはふさわしいのかも知れません。古橋さんのギターは主にカントリー畑を歩まれてきたとのことでテクニックは折り紙付、スチール弦を弾く音が響いてきます。
お正月の過ごし方や古橋さんとの出会い、ご紹介を兼ねたMCでおけいさんワールドがゆるゆると続いていきます。
今日はセットリストにも注目です。新しい年、新しい目標のある年のはじめに昨年と違う展開はあるのでしょうか?
"ホワンポウエルの街"に続いて"へのへのもへじの赤ちゃん"と古い歌が続きます。ここで香真良さん作曲の"かざぐるま"そして最近よく歌われる武満さんの"小さな空"再び香真良さん作曲の"静かな雨"と古橋さんのギター&コーラスとのシンクロ度合いの確認が進みます。
そして、前半最後の曲は"私の青空"。最近お気に入りの曲、富山でのオーバーチュアはなく、それまでのバージョンでした。
短めの休息を挟んで2部がスタート。
最初の曲は"病める果実"。佐々木幹郎さんの作詞で坂庭省吾さん作曲で青木まり子さんがよく歌われる曲です。
おけいさんはいろんな人の繋がり、縁について話されていますが、坂庭さん、青木さんと来れば私にとっては小室さんと同等以上に影響を受けた北山修さんが近づいてきます。先日の8時間FMでドクター自身が一番好きな曲と話されていた"花のように"なんかはいつかおけいさんにも歌って欲しい曲です。
続いては、今度はイサトさん繋がりでイサトバージョンの"500マイル"。
因みに古橋さんもイサトさん、青木さんとの繋がりがあるそうです。
定番の"The Water is Wide"と続きます。ここでおけいさんワールド全開で歌う前に曲名を何故か言ってしまった"サークルゲーム"。海外のスタンダード曲が3曲ですが、いずれもいまや完全におけいサウンドになっています。
最近ハマり気味の吉本隆明さんの芸術言語論で言えば、同じ歌詞、同じ曲であってもおけいさんの歌として完全に昇華していると思います。単に"指示表出"ではなく、沈黙にも通じるにじみ出る魂のような"自己表出"に繋がっています。
更にはこちらはおけいさん自ら意訳した"青春の輝き"。但し邦題が出てきませんでしたね(^-^;。そしてまる六におけるおけいさんの歌"ただあたたかくカラッポに"。実はまる六でのおけいさんの新しい歌が最近ありません。是非新しい4人のまる六でも、おけいさんのための新しい曲の発表を待ちたい想いで一杯です。もともと誰かの歌をまる六のハーモニーで歌うのも魅力的だけど、やはりまる六としての曲、あるいはおけいさんのオリジナル曲をまる六として歌われるのも2009年の楽しみのひとつにしたいと思います。
続いては12月のまる六でユイさんとユニゾンで歌われた"木の椅子"。こへさんの古い歌で作曲は中国籍のウォンウィンツァンさん。とてもキレイなステキな曲です。
またまたスタンダード曲の""星に願いを"ピノキオではバッタ君が歌っています。
ここでサプライズ?ゲストで常富さんが客席から呼び込まれました。しかし、それ以上にサプライズはギタリストお二人に挟まれたおけいさんもギターを抱えられたこと。猫とのジョイントではご自身で弾かれることはあるのですが、狭いステージにギター3本は壮観でした。
ただ、これから演奏された3曲は多分はじめてギターを抱えて歌われる曲のはずです。最後の最後になって緊張感が一気に高まる雰囲気でした。
最後の曲として選ばれたのは、オリジナルの"うれしくて"。
おけいさんがよくお話になる、こうして再び歌う事ができる喜びを歌にしたと紹介される曲です。09年にはおけいさんにとってどんな"うれしい"出来事が起きるのでしょうか?おけいさん自身にもいろいろな目標をお持ちだと思います。
そして私自身にとっても3月に初のおけいさんのライブを主催するというビックイベントが控えています。
いろんな初があったこの日、そして今年もいろんな初があるかも知れません。いずれにしてもひとつでも多くのおけいさんにとってうれしいことが待ち受けていることを心から願いながら巣鴨の夜は更けていきました。
アンコールは2曲。
"春の風が吹いていたら"そして"インドの街を象に乗って"
ただね、おけいさんの視線がずっと譜面を追っているようで、個人的には素敵なヴォーカルに専念して聴きたい曲でもありました。
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