人生の駅
僕らは生まれてすぐその列車に乗せられた
終着駅まで止まる事のない列車だと思っていた
誤って降りたりすると
2度と追いつく事が出来ないと
だから、何の疑いもなく列車から振り落とされないように
走り続けることばかり考えていた
いつか、何故乗っているのか判らなくなった
自分で乗った列車でないことに気がついた
そして
思い切って降りてみることにした
不思議な事に降りようと決心すると
さっきまで何もなかったところに駅ができて
列車はなんのためらいもなく停車した
しかし降りるとすぐに止まったことさえなかったように
列車は走り去っていた
列車の窓からいろんな人の顔が見えた
心配そうな目、
だけどいくつか羨ましそうな目も確かに見えた
これからどこへ行こう
線路の向こうには今まで気がつかなかった世界が広がっている
確かに線路も道もないけれど
自分だけの世界がそこにはある
ふと振り向くと
そこには振り落とされないようにと必死に
しがみついている人が何人も見えた
まるでさっきまでの自分のように
列車を降りたのが良かったのか失敗だったのか
まだ判らない
判るようになるのかも判らない
さあこれからどうしよう
まずは近くから何があるのかみてみよう
そしていつかまた
人生という名の列車に乗る事になる
でも今度は
自分で乗り込むことになる
しがみつくこともなく
いつしか自分の速度で列車が動いていることに気づく
人生の駅
やっぱり自分で見つけるしかなかった
もう2度と追いつく事がないと思っていた列車が
そこにはちゃんと待っていてくれた
ゴールデンラジオに久しぶりに登場したサムこと北山教授は
オバマの登場に1963年のワシントン大行進を記憶を重ね
ご自分がフォークソングを作り出したきっかけを話してました。
同時にみんな途中下車をすることを恐れ過ぎだと
人生の中で1年やそこら回り道をした方が絶対いいと
ついていくことに必死で何の為に生きているのかを忘れていると
それで自分の人生を振り返ってみました
自分で意志ではなかったけれど随分回り道したなって(^-^;
でも確かにそんな回り道がなかったら出会わなかった素敵な人達が
いっぱいいました。
やっぱり幸運な人生だったなって思う今日この頃です。
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