書きたいことが山ほどあるけど・・
この金融不況、不思議なことがいっぱいです。
自覚はないのですが、世界から見れば日本は銀行をはじめ、金融関係は先進国で一番安定しています。まあ税金を払わずにアメリカみたいに悪さをしていたら死刑に当りますが・・。また派遣切りや赤字決算続出でも、信じられない程の内部留保を持つ大企業に代表されるようにファンダメンタルは底固い(あくまで比較ですが)日本は、経済的な安定度では群を抜いている状況です。その結果が円高、確かに円高は輸出依存の日本経済にとって決していいわけではありませんが、長い目で見れば同時に資源を輸入に頼る日本にとってはプラスに働く要素でもあります。・・でも株価が上がらないと嘆く方も見えるかも知れませんが、考えてみてください。今や日本の株式を買っていたのはファンドも含め海外マネーです。アメリカに代表される彼らの通貨は大幅に価値が下がっています。ましてや現ナマが欲しい彼らが円高の状況で保有株を売りに出すのは当然で、それで下がっていると考えたら、そんなに悲観的になる必要はありますまい。ましてやグローバルに見れば、仮に株価が下がったとしても、円自体の価値が2割以上アップしている訳ですから、株価2割ダウンでトントンです。すべては悲観的に見る傾向というか心の持ちようだと考えましょう。
これまで栄華を誇ったメディア連中(彼らの給与って考えられない程高いのです)が、スポンサー離れ(何せメディアのパトロンであるトヨタが3割広告費カットなのですから)を受けて、大騒ぎをしているだけだと言えば、言い過ぎでしょうか。
逆に言えば、アメリカやロシア等金融、資源バブルで見せかけの好景気に酔っていた国は本当に深刻です。物作りを忘れてマネーゲームだけに走っていたわけですから(と言うか物作りの実体経済破綻を誤摩化すための金融バブルだった)実体に戻ろうにも戻れない、これはオバマであっても、そうこちらは気分だけでは何ともならないほど疲弊しているので、熱が冷めた後が更に大変になると思います。言い換えれば、アメリカの景気回復を当てにしているとしたら、日本も遅れて沈没することになります。内需プラスアメリカに頼らない体制をどう整えるかだと思います。
さて、問題は政治です。これもこれだけ政治が愚かでも国が滅びないというのはそれだけファンダメンタルがしっかりしている証明というのが悲しい証拠です。それにしても酷い、反省も自覚もない政治屋ばかりが、未だに衆愚政治だのみで元秘書なり、本人が大物面をし、それにぶら下がる金魚の糞のような政治屋チルドレンが影に隠れながら小石を投げている様はみっともなさ過ぎます。それを記事にしてしたり顔のメディアも、まずは反省を求めてからでしょうに。
それにしても、赤信号みんなで渡れば恐くないみたいにどんどん企業スポーツを中止していく大企業って情けない。何やら止める口実を探していたみたいでお里が知れてしまいます。
まあ、本業と関係ないスポーツについては100歩譲るにしても、クルマ屋がモータースポーツを止めるのは頂けません。最たるものはホンダのF1です。トヨタがどうしても企業イメージで追いつけなかった財産を自ら放棄するのは愚か以上の何者でもありません。ホンダにとってのF1は何より、それに参加することに意義があります。確かに以前ほどフィードバックする技術がないことは認めます。しかし、苦しくても、金にならなくてもF1に参加するスピリッツが従業員だけでなく、ホンダ車を選択しているファンにとってどれだけ大きかったのか?はっきり言って自殺行為です。ライフであってもどこかにF1にかたむける情熱のかけらをファンはイメージしていたはずです。ホンダファン(株主以外は)は一人としてトヨタのようなメーカーになることを望んではいないのです。
天国の宗一郎さんや中村良夫さんが嘆いているだろうな。
何かとりとめのない日記になってしまいました。
次はラジオの話題で書いてみたいと思います。
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