50 First Dates 明日は必ずやってくる?
BSの番宣につられて予約した映画。
なかなか一気にみる時間がないのだけど(字幕だからながら見もできない)
内容的に続けてみないと訳がわからなくなる。何故ならドリューバルモア(ETの女の子だ!)演ずるルーシーは交通事故で記憶障害があり、事故に合った以降の記憶は一晩寝ると消えてしまうのだ。これはこれで"博士の愛した数式"と同じ、違いがあるとすると四季のないハワイとやさしい家族、コミュニティがその事実を彼女に悟らせないように、来る日も来る日も事故の起きたその日として彼女を迎え入れている、そう、ルーシーは24時間毎に人為的なタイムリープをもう1年以上繰り返しているというわけだ。
そんな彼女に、無論そんな事情も知らずに、希代のプレイボーイで海洋生物学者のアダムサンドラー演ずるヘンリーが一目惚れしてしまった。しかも女を取っ替え引っ替えしたいたことが嘘のように、信じられない程の一途に恋してしまったことで巻き起きるドタバタがこの映画のメインストーリーである。
何故か"50 First Dates"のタイトルが邦題では50回目のファーストキスになってしまっていて、本質から離れてしまったように思うけど、せめて50回目のファーストデートくらいにしておけばと余計なことを考えてしまう。
この映画の魅力はハワイの美しい風景と何よりヘンリーの相棒でもある芸達者な海洋生物達だと思う。これ、なかなかなもので,特にセイウチのジョコ君は助演男優?賞級(他に2匹の友だちと合わせ)の怪演だ。ペンギン君もいい味だしているけど、こちらは何故かエヴォンゲリオンの温泉ペンギンに酷似している気がしてならない。同時期にエヴォアンもアメリカで紹介されているし・・
さて、本題。
私自身はタイムリープできないまますでに20000日以上を過ごしていることになることを考えると驚くばかりである。
確かに昨日と今日は何も変わらないように見えて実は確実に変化している事実と、その核となる自分自身の変わらぬ想いの狭間の中で、果たして死ぬまで訪れる新しい1日、1日を新鮮に迎えることができるのだろうか?
明日があることで今日を曖昧に生きているような気がしてならない。
確かに何も変わらない今日であり昨日だけど,決して2度とは訪れない。
だから"いつか"のためにやりたいこと、思っているのに明日以降のことに想いをはせすぎてやりたいこと、言いたいことを躊躇しないようにしようと思う。
昨日をやり直すことはできないように、明日がやってくる保証はどこにもないのだから。
※そんなことを考えていたら深夜のNHKでアニメ版”時をかける少女"の細田守監督の番組をやっていた。宮崎駿にしてジブリに入ると君の才能が活きないといって入社を許さなかった!?今後の日本映画界の逸材である。
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