マニフェストより大切な公約 民主党の限界
民主党よお前もか!
民主党がまだ野党だったころ、少なくとも与党よりもまともな政策がひとつあった。それは、政治の場面での記者クラブからの解放である。
そう、あの小沢のスキャンダルの時も記者クラブ以外のメディアにも記者会見を解放している。
実は日本のメディアは北朝鮮以下の閉鎖社会なのである。そのくせフィクサー気取りで総理大臣の首のすげ替えを画策していた渡辺某を筆頭に、誰にも与えられていないのに権力を持っていると錯覚している組織なのである。
ホワイトハウスの記者会見をご存知だろうか?
基本的にはメディアの制限はない。
当然、記者会見はホワイトハウスの広報、報道官が取り仕切る。
無論、会見場は誰でも入れると言っても厳しいセキュリティチェックを受けてのものであるのは言うまでもない。
そして肝心の会見は記者と報道官の真剣勝負の場でもある。
それに対し日本の官邸、否警察でも地方議会でもすべて地方地方にある記者クラブが会見を仕切っている。何よりその記者クラブの会員でないと会見場に入りさえできないのだ。
そして、会見自体はなれ合いの出来レースで形式的に行われている。
質問も幹事社が取り仕切り、政治家がきかれたくない質問はしない。
しかも会見後各社の記者が会見内容の擦り合わせを行い、翌日の新聞にはほとんど一字一句違わない会見内容が並ぶ。
海外のメディアから見ると信じられない光景である。
そのくせ、政府高官のオフレコ会見とか,リークを餌にどんどん政治家側に飼いならされていく。
それを日本の国民へ真実のニュースとして垂れ流し、洗脳していくのだ。
よく政官財の癒着構造と言われるけれど、
実は政官財&メディアの癒着がこの国の民主主義の進歩を阻害している。
変な言い方だけど韓国でさえこんな制度はないのだ。
その意味では日本のメディアは共産圏以下とも言える。
そして、そんな記者クラブを解散させると言って政権を奪取したのが民主党なのだ。
それが権力を握った途端、平野某官房長官の入知恵か,はたまた官邸記者クラブにたらし込まれたのか、こんなマニフェストよりも何よりも大切な公約を反古にしてしまった。
この罪は極めて重い。
これじゃ、官僚政治からの脱却もおぼつかない。ぞ。
微かな期待は外務大臣となった岡田が、外務省の会見は記者クラブ以外にも解放したことだが・・。ということは民主党としての判断ではないのだろう。
やはり平野か・・民主党が早く目覚めることを期待して。
●以下は理想の時代の民主党
http://www.j-cast.com/2008/12/30032953.html
●そして裏切りを受けた後、
http://diamond.jp/series/uesugi/10094/
恨みつらみの前にもっと真っ当な話として、
これ以上記者クラブをのさばらせてはいけない理由を。
(田中繋がりで田中康夫ちゃんも一押しの田中良紹さんのコラム)
▶なせ記者はバカになるか。
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