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2009-11-08

14時間900kmの旅 六文銭'09 in 佐野

民主党のマニフェストの目玉、高速料金無料化の雲行きが怪しくなってきたけど、自民党の最後のあがきでこの政策をパクった高速1000円で最近のライブ行脚が変わってきた。

4月、1000円化早々に日光まで片道600kmでスタート。この時はカミさんが日光に行きたいと言ったのを幸いに宿を取ったけど、基本的にライブが終わるのが10時前後、アフターライブがあったりすると宿と言ってもただ眠るだけになる。お酒さえ我慢できればそのまま帰れるクルマが便利ということで,歳を顧みない?長距離日帰りドライブが当たり前になってきた。

4月以降、日光、福井、新中野(片道)、六本木、飯田、静岡と行ったことになる。そして今回は最近地方遠征が続く六文銭'09を追いかけて栃木県の佐野市へ出かけることになった。

本来ならライブレポ中心にとなるところだが、この地でも写真撮影は写真班に限られているのでライブ中の写真はないので,前後のドライブレポとからめてお伝えすることにしよう。

今回の足は親父用に購入した1500ccのクルマ。日曜日の朝8時に喫茶店に出かけるのが日課になっているのでそれまでには返還しなくてはならない。行程は高速道路をつないで450km/往復900kmとなる。

ナビのデータを9月に09版に更新したばかりだが、今回のテーマでもある高速1000円を最大限に活用するためには、ナビのルート検索もメニューを考えなくてはならない(実はネットのルート検索は既に対応しているが)、今回もナビの推奨ルートでは東名から首都高経由の東北道となるがこれでは1000円にならない(大都市圏、首都高は別体系)、さらに今後の民主党政策では路線によっての無料化や割引率を変えた変則的組み合わせになる予定なので、これに対応したプログラムにしなければハイエンドのナビソフトとはならないな?と思う。

いつにも増して前置が長い(反省)
さてPM1:00に出発。まずは名神/東名経由で中央道へ、ナビでは予想到着時間が7時半になっている。まあ、個人的には6時には着く予定なのでナビソフトとの競争になるな。とにかく距離を稼ごう。
200kmを越えたところで最初の休息地,長野道の梓川SAへ。
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すでに夕闇が近づきつつある梓川SAは名のとおり脇を梓川が流れ、北アルプスを仰ぐことができる絶好のロケーション。距離的には224kmで丁度中間点になる。

渋滞もなく、長野道から上越道、関越道、北関東道・桐生太田ICを出た時にはすっかり陽は落ちた5時過ぎ。ここからは約20kmは一般道を進む。ナビより正確?な私の勘ナビどおり6時には到着するだろう。

さすがの国道50号は夕方ということで少し混んでいたが給油をしたにもかかわらず予定どおり佐野市街へ。・・がナビでは市街のはずだけど土曜の夜にもかかわらず淋しく暗い。佐野は日光の帰りに寄ったアウトレットのイメージがあって、とにかくデカく、人混がすごいという印象があったので、そのギャップが大きすぎる!
佐野駅前のみがやや明るいが、果たして・・ほどなく今日の会場である"ダイニングバー ケン"へ到着。場所を確認してまずは佐野ラーメンで腹ごなしでも。しかし、暗い市街で佐野ラーメンのお店がなかなかみつからない・・
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※会場のDining Bar KEN そしてやっと見つけた佐野ラーメンのお店

さて、いよいよ会場へ。
会場の入り口でポスターの写真を撮っていたら、Uさんに声をかけられた。今日の写真班とのこと。なぜかこへさんも外で待機されていた。ご挨拶をして中へ、すでに会場は満席状態。右端後寄りの通路側を確保した。
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今日はオープニングアクトは井上ともやすさん。あることで有名な方だが、今年5月には石橋楽器でこへさんとの対談がYouTubeにアップされている。

はじめに結論めいたことを書けば、前回レポの静岡でも感じたが、最早六文銭'09のライブは音楽の域を越えている。日本の伝統芸能の伝承とも言える変幻自在に"場"と"オーディエンス"に合わせシナリオ/演出がどんどん変化していく醍醐味、正に五感で味わうライブであることを再認識させられた。
大きな会場ならそれに合わせ、オーディエンスの認知度、熟成度に合わせ、かと言って決して擦り寄ったり、おもねたりするのではなく、もともとのパフォーマンスをいろいろな形で披露していただける。その意味でも、見続けることになんら戸惑いはなく、思わず"そうきたか?"”へ~、そんな手法もあったのか”といつも新鮮に感じ取ることができる。
その意味でも、小室さんにもお願いしたのだけれど、是非ともこのパフォーマンスを音源だけでなく、映像というかMCまで含めたライブ盤として残して欲しいと思わざるを得ない。

話がそれるが、MJの死去で一躍時の人になった西寺郷太さんじゃないが、いつか六文銭の語り部として、そのすばらしさをより多くの方に伝えることができるといいなと思う・・(無論、この記事もそんな風に役立てばと思ってはいるけれど)

さて、本題へ。プログラムではオープニングアクトとしての井上さんだったが、実際には45分、六文銭'09と2本立のようだ。
8時から登場した六文銭'09は1部構成。多分、いつもより何曲かは少なくなる予感が。

小室さんの軽妙なオープニングトークは夕食のお蕎麦の話から。そのおいしさと量の多さに食べ過ぎたと。突然、聞き慣れたイントロが響く"無題"。するとこへさんに続き小室さんも、そしてそれにつられるようにおけいさん、ゆいさんもステージ前に降りてくる。PA関係無しの生音、生歌でライブがスタートした。
そのまま、こへさんをステージ下に残して"雨が空から降れば"。この歌、当然こへさんメインの歌だがPA無しでなんと私の真横まで歌いながら歩いてきた。この時点でアナログのサラウンドライブとなっている。

続けざまにこへさんもステージに戻って”夏・二人で"が完成されたハーモニーで流れ、その軽やかさをぶち壊すように,再び全員がステージ下に降りて"ゲンシバクダンのうた"体全体で表現するように歌う。

ようやく、ここで曲紹介。放送禁止歌の定義をやりとりしながら、"こっちの方が時代を考えたらよっぽど過激だ"と話ながら"サーカス"を。
いつもの小室さんとこへさんのキーの探り合い、かけひきを経て"街と飛行船"へと続いていく。前にも書いたけど,完全に昔のテンポに戻っているような、それでいてゆいさんが加わってますます厚みのでたハーモニーが魅力的な歌だ。

さらにたたみかけるように、こへさんがステージを降りて"面影橋から"を再び私の真横まで歩きながら熱唱する。すると小室さんまでこへさんを追いかけるように降りてきた。もはや、六文銭'09にステージやPAは不要なのかも知れない。あるいは会場全体がひとつのステージなのか?

ここでまた一息、曲の紹介と、小室さんが思わず"俺たち、これで流しができるよな!"で会場大爆笑。

おけいさんがMCを受け取って曲紹介を。すかさずこへさんがおとのばと初恋を掲げる。こへさんは"おけいらしい初恋のイメージで"と語った"初恋"を。
ちょっとしたハプニングは小室さんんもCDの中の"シアワセになれる天才"を気に入られたようで"いつか六文銭'09でもやりたいな"とおっしゃっていた。

続いて"引き潮"を。ところが高音部のサビの部分で小室さんがストップ。寒暖の差なのか、少し体調不良気味ということでエアコンを切って再度スタートした。再びこへさんはステージ下でサラウンド体制に。

再びおけいさんの曲紹介で"一緒に帰ろう"を、続いてゆいさんが12月に発売されるラニヤップとしてのCDのご紹介。その中の曲ではないがおとのばに収録されている"大きなグミの木の上で"をジャギーに歌う。

さて、もうエンディングに近づいている。
小室さんが"嫌な奴でもいい曲ができる"と笑わせたこへさんが創った"命返す日"とエンディング曲として,同じく死者、その瞬間を表現したと言われる"12階建てのバス"でショートバージョンのライブが終了した。

当然のアンコールはいつもの"出発の歌"。ここで想定外の栗蒸饅頭の差し入れがあり、多分予定されたサーカスゲームをカットして、出発の歌のサビを繰り返して終了した。

終了後は即席サイン会~打ち上げと続いたが、シンデレラよろしく夜が明けない内に帰るため打ち上げの一部のみ参加して,皆さんにご挨拶をして後髪を引かれながら会場を後にした。
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さて、再び450kmのドライブ。睡魔が襲う前に少しでも近づこうとノンストップで走ることにする。ナビは相変わらず朝4時半着を予想している。
なんとかノンストップなら3時には着こうと行きの2割増のスピードで、車両は1/100位しかない暗闇の高速をひた走る。山間部を抜ける行程だから,昼間とは逆にトンネル内部の明るさが妙に印象的だった。

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※刻々と到着時間が目標3時に近づいていく。

そして目標にはやや遅れたが自宅近くのセルフスタンドで給油して14時間900kmのライブ行脚が終了した。
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たくみのまる六&おけいさんLIVEレポート」カテゴリの記事

コメント

テリーさん

結構定番的にJAあいちはやってます。
多分、担当者に懐かしフォーク派の人がいるんでしょう?
ただ、出演者に一貫性がなく(個人的には)、あえて小室さんをお一人でピックアップする感覚も???ですが・・。
抽選なので、エリアは関係ない、あったら厳正なる抽選にならないし・・。


投稿: たくみ | 2009-11-12 21時49分

JAバンクあいちのライブは申し込んでますが、、県外応募は当たらないような気がしてます

当たれば、行きます!!

投稿: テリー | 2009-11-12 07時14分

テリーさん

お久ぶりです。
六文銭は1月にJA愛知のイベントが名古屋で
あります。抽選、あたれば無料で1800名ご招待です。
おけいさんは、11月に北陸で3ヶ所ありますね?
名古屋よりは近いかも・・

投稿: たくみ | 2009-11-11 09時58分

お疲れ様です^^)
すごいですねえ、このドライブ記、
じゃなくてライブ記か

関西でもなかなライブ観れませんよ、悲しい!

投稿: テリー | 2009-11-11 07時02分

いちごちゃんさん

お久しぶりです。
ひょっとしてお見えになるかなあと思っていました。
日光に比べれば近いもんです。
皆さん、特におけいさんは栗蒸羊羹に感激されてみえましたが、
佐野ラーメン同様特産品なんですね?

ではまたどこかで・・

投稿: たくみ | 2009-11-09 09時22分

遠路、佐野までお疲れ様でした
小生、前日の宇都宮に参加しましたので、近くでしたが佐野は涙を飲んでパスしました。
宇都宮は我が県特産の大谷石の石蔵を改造したライブ会場で広々とした空間に六文銭に歌声が響き渡りました。
打ち上げで小生の苺なども食して頂けて光栄の限りでした。
佐野はコアなファンが多い会場なので行かなかったことを少し後悔していますが、何分自営業の辛いところです。
では~失礼しました。

投稿: いちごちゃん | 2009-11-08 22時18分

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