ホントのやさしさって・・最後のCGへ

世の中、みせかけばかりで・・
みせかけってわかっていても、ついつい信じたいと思ってしまう。
殺伐さばかりになれてしまうと、計算づくのやさしさにも、ついついほだされてしまう。

でもね、本当につらいのは騙されたり、ほだされていることでなく
それに気がついた後なんですよね。
その上で、あいかわらずの見せかけや計算づくのやさしさごっこが続いているのを見ているのがホントのホントに辛いことです。

連休最後に行きつけの（と言っても数ヶ月ぶりだけど）喫茶店へ行った。
目的はおいしい珈琲とCG、そうカーグラを見る事。
そう、あれほど楽しみにしていた発売日のドキドキ感がなくなって何年たつんだろうか？
彰太郎さんも、熊倉さんも、大川さんもいなくなって、編集長も今は走り屋の塚原さんか・・
いずれにしても最早それはCGでなくてもいい普通の月刊自動車誌になってしまっているけれど、それでも中一で初めて出会ってから40年以上の年月が流れている。それなりに今の自分に影響を与えてきたのは間違いないし・・

巻頭には随分前からFROM INSIDEとして編集長のコメントが掲載されている。いつもの癖で塚原編集長の紙面に目を落として、しばらく何とも言えない感覚に襲われていた。
・・曰く、6月号をもってCGは二玄社を離れるとのこと。つまり版元＝スポンサーが変わるそうなのだ。どうやらCGと言う名称は残る（まあ、新版元にしてみればCGという名称継続が最大の目的だろうし）らしい。ただ、ほとんどの編集者は同時にCGを離れるとのこと。
今やNAVIは休刊（でも二玄社から離れれば自動的に廃刊だろう）、WEB-CGはとっくの昔に日経に身売りされているし、CGクラブも読者の自主運営に変わったばかりだ。それもこれも本体のCGを維持するためだと思っていたのに・・まさに本丸墜つという感じだろう。
はたして二玄社をはなれたCGって何なのだろう？
少なくとも私は、7月からのCGもどきはCGとは認めないだろうな。
そこまでするなら，二玄社自身の手で廃刊でも休刊でもすればいいのにと思うのは私だけではないと思う。つまりCGがCGである時代が無くなったわけで、その上で醜態だけはさらしてほしくないと思うけど。
これが、つまりホントのやさしさと違いますか？
・・勿論、CGだけの話をしているわけではないけれどね。
世の中に溢れる見せかけの皆さんへの共通の感想です。