最後のPUCK 那智ちゃんの弔い
今日の土曜日(11/27日)夜8時から、TBSラジオで緊急特番が行われる。
タイトルは「野沢那智さん、ラジオでお別れ会」。そう、先日亡くなった野沢那智さんを偲ぶ番組だ。
ここでも何度も取り上げているパックインミュージック。1982年まで15年続いたそれには永さん、きたやまおさむさん、小室さんと私自身が大きく影響を受けた方が揃ってパーソナリティとして参加されている。15年の中には、特に後半は、何故この人がっていうのも混じっていた、だからパックが終わったとも言えるのだが、そんなパックに最初から最後まで出演していたのが那智チャコこと野沢那智さんと白石冬美さんのコンビだった。
余談だけど、スタート当初は1時から3時までは1部、3時から5時までは2部という4時間ワイドで、冠スポンサーは日産だった。因みにその那智チャコパックの2部を勤めたのが久米さん(但し5週のみ)、それを引き継いだのがミドリブタこと林美雄さんだった。
パックがパックであった所以は、やはり"もうひとつに別の広場"としての存在だったと思う。深夜というONとは違うOFFの世界、広場が存在した時代だからこそ,成立していたように思う。深夜が深夜でなく、単なる夜の続きとなったことで別に広場ではなくなった。
しかし、今のネット時代の中に身を置いていると、実はそのもうひとつの別の広場がネット世界とシンクロしているように思えてならない。
唯一の違いはアバターの如く、パックの時代の別の広場に集っていたのは自分自身、ONの世界でつい見失い勝ちな自分を感じられる場として存在していたのに対し、ネットの世界にいるのは分身は分身でも仮の自分、自分自身を隠しての存在でしかないことか?
しかし、少なくとも私自身は今の時代の"もうひとつの別の広場"として自分自身を発信する場所として考えている。
さて、土曜日のこの番組、願うことなら単なる懐古的なものではなく、時代に先駆けて存在した真の”もうひとつの別の広場"の先駆者でもあったパックに再評価、こんな時代だからこそ、必要なものとして確認できることになればと思う。
それこそが那智さんへの最大の弔いになると思うのだが・・・。
最後にパックインミュージック(初期だけど)のオープニングメッセージ。
※参考までにPUCKとはシェークスピアの真夏の夜の夢に登場する妖精のこと
ボクはパックだ!君がどんなに高くまで昇っても、あの星をつかみ取る事は出来ない、でも今夜ボクくといっしょに夜の中を歩きまわっているうち、君はあの星を両手にちゃんと握っている事に気づくよ、さあでかけよう!スタート!!
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コメント
あお@岐阜県さん
コメントありがとうございます。
パック初期の頃には野沢さんが毎週土曜日、
栄の日産ギャラリーで公開生放送をされていました。
パックも日産パックインミュージックって言っていましたから。
なのに名古屋は最後までネットされませんでしたね。
CBCがANNをネットするという暴挙?でしたから。
投稿: たくみ | 2011-02-14 23時50分
はじめましてです。パックのオープニングメッセージを探していたんですが、初めて見つけました。喜多道枝さんが担当されてたんですね。
投稿: あお@岐阜県 | 2011-02-13 01時25分