この国で起きていること
もはや政権担当能力が菅直人にないことは明らかだが、問題はその代りがどこを見回してもみつからないことだろう。既成政党はみんな同じ穴の狢だし、そして何か背筋が寒くなるのを感じるのは、こんな時にはやたらアジテーションにたけた独裁者が登場してくることを、過去の歴史が証明しているからだろう。そして今の日本にそれがないと言い切れるのだろうか?何より、権力者の広報でしかない日本の大メディアの連中は、多分そんな輩が登場すると、批判するどころか真っ先に提灯もってシッポを振るだろうから・・・
そして、ここでは嫌になるほど書いたけれどこの国のメディアの酷さは、中国や北朝鮮の管制メディアよりも程度が低いと言わざるを得ないと思う。
ちょうど1年程前、小沢事件の関連で石川、大久保両秘書(当時)が起訴された時、子持ちの女性秘書を拉致して3歳、5歳の彼女の子供を人質にして無理矢理供述させた検察の横暴さを非難したけれど、今回の公判の冒頭陳述で、その時の実体を弁護側が述べているにも関わらず、大メディアは一言も触れていない。
あくまで小沢を悪党に仕立て上げるための検察側の冒頭陳述の内容しか載せていない。無論、小沢を筋書きどおり悪党にしたいとしても、少なくとも裁判記事である以上、弁護側の内容を記載する義務はあるはずなのに、それができないのは、実はこの国のメディアが検察のポチであることを明らかにしたくないからだろう。
唯一、記事にしたのは日刊ゲンダイの以下記事だけである。
"大マスコミが報じない石川裁判の衝撃"
実はこれだけでも事実はよくわからないかも知れないかも知れない。
そんな方はこのたび日本記者クラブに対抗して日本自由報道記者クラブ協会を立ち上げた上杉隆さんの話を聞くといい。あえて私の感想は書かないけれど、本来銃の代わりに唯一市民を守るべきペンの力がこれほど脆い国に住んでいるのかと思うと悲しくなってくる。
何しろこれを聞くとあの立花隆の田中角栄追求さえも所詮、検察からのリークに乗って伸し上がる無節操なエセジャーナリストにしか思えないのは私だけだろうか?
因みにこのポッドキャストは何故かTBSの判断で約1週間で消去されるのでお早めに。
上杉隆のポッドキャスト『小沢元代表の元秘書、公判スタート』と
『自由報道協会(仮)でホリエモン会見』
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