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2011-07-21

リンゴ追分 原田芳雄さんが亡くなるなんて。

◆私の原田さんへの導火線でもある林美雄さん(ミドリブタ)の偲ぶ会で芳雄さんが弾き語りでリンゴ追分を歌ってみえる。林さんの誕生日8月25日をサマークリスマスとして遊んでいた。因みに最初のサマークリスマスは今日のような台風がやってきてそれでも集まった人達が最後はTBSホールで、同じく林さんのパックで弾き語りをしていた無名時代のユーミンが、せっかくだからと演奏したのが逸話になっています。因みにこの録音のMCは小島一慶さんです。
◆原田芳雄さんのリンゴ追分
そうか!?林さんも芳雄さんを呼んじゃったんだ・・・
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確かに『大鹿村騒動記』のプレミア試写会の時の姿は尋常ではなかった。
でも、以前患った大腸がんではなく,肺炎という説明であったのでそれを信じていたのだけど、やはり第六感の方が正解だったようで、行結腸がんから併発した肺炎とのことだった享年71歳。余に若すぎる。

結局、原田さんの最後の勇姿は芸術祭ドラマの"火の魚”の偏屈な老作家役だった。鈴木清順監督のツゴイネルワイゼンや敏八さんの”八月の濡れた砂”(こちらは石川セリの同名の曲があまりに有名)そして"赤い鳥逃げた”(こちらは伝説のシンガー、安田南が主題歌を歌っていた。因みに主演は桃井かおり、大門政明)所謂日活系の映画は随分見たけど、一番記憶にあるのは黒木和男監督の"龍馬暗殺"、中川梨絵さんの怪演とモノクロの味わいが何とも言えないものだった。
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それらはすべてミドリブタこと林美雄さんに感化されたことが大きいが、とにかくまず声にやられてしまう役者さんだった。同時にとにかく歌が上手い。彼のリンゴ追分は絶品で、美空ひばりのそれをしのぐというのは言い過ぎにならないくらい味わい深い。
※あの松田優作のあこがれが原田さんだった。実はあの優作風といわれる台詞回しも原田さんの模倣からはじまったのは有名な話。ついにはあこがれが講じて原田さんの近くに引越し、恒例の餅つき大会も自分のところで始めて、原田さん宅へ集う人達を横取りしたというのも知る人ぞ知る事実だった。

林さんはじめ、松田優作あたりが早くおいでよってよんでしまったのかな。

とにかく残念でならない。
最後の映画が盟友の阪本順治監督作品、これも盟友の石橋蓮司さんが最後のコメントを代読したのも芳雄さんにとってはよかったのかも。とにかくあちらでも無理しないでください。合掌。

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