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2012-10-06

希望の国

園子温監督の最新作である。
あのフクシマの悲劇をテーマにしている。
その悲劇から僅か1年半で出来上がったこの映画を時期尚早と思うのは
この現実を早く忘れたい、否できることならなかったことにしたい
政治屋や官僚、そして金が命より大事な企業屋だけだろう。
園子温監督は、大竹まことのインタビューで、
何故、今フクシマの映画を撮るのかと聞くのは日本のメディアだけだという。
欧米のメディアは、それは当然のことだからと聞く事はない。
嗚呼
この監督の代表作と言えば4時間の大作"愛のむきだし"、"愛の罪"
そして昨年の映画賞を総なめにした"冷たい熱帯魚”
いずれも実際に起きた事件を題材にしているのだが、
その意味ではこの映画を作ったことは必然といえる。
いや、彼曰く、映画人なら
何故、今、フクシマを題材に映画を撮らないのだろうと言う。
哲学のある映画人なのだろう。
冷たい熱帯魚のヒットで次回作になんでも金を出すと言っていた連中が、
題材がフクシマと聞くとどんどん去っていったそうである。
結局、台湾とイギリスのお金でようやく完成させた。
これがこの国の現実なのか?
哲学のない政治屋、否政治スピーカーたるどじょうは、
財務省とアメリカと財界のスポークスマンでしかない。
目先の利益、得に走るのも何のための政治か答を持っていないからだ。
今日の電力が大事か、国民の未来が大事なのか
そこに哲学があるから選択は生まれる。
問題なのはどんな選択をしたかではなく、
その選択の意味、結果に責任を持つ覚悟と
判断基準となる哲学があるか、どうかである。
権力を握ることが最終目的の輩達に
悲しいことに松下政経塾の落ちこぼれ集団と腹の弱いエセ右翼と
所詮、軽薄さだけが売りの第3局、みんな同じ穴の狢であることは
なんたることだろう・・・
そんな奴らしかいないのがこの国の最大の悲劇なのかも知れない。
因みにこの映画の舞台は長島県、そう広島と長崎とそしてフクシマの悲劇をテーマにしている(監督のインタビューより)
希望の国 http://www.kibounokuni.jp
これ以上の皮肉とそれでも希望を持って生きていく市民の映画である。


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