2009-09-22

Hellelugah ハレルヤ。

34907792_3749950336s 34907792_1293902211s

アメリカのドラマを見ているととにかくこの歌がBGMとしてかかることが多い。
いろんな想いがあるのだろうけど、
ここでも何度かご紹介しているTHE WEST WINGのseason3のラストエピソード"第65話「平和の陰に」 Posse Comitatus"の正にエンディングで流れていたのがとにかくすばらしい。
このシーズン、あの9.11が起きて世界中の秩序の大転換が起きた時期にスタートした。そして、seasonを通しては大統領の再選準備とイラクをイメージしたクマーという仮想の国とのテロとの戦い(しかしリアルなブッシュ政権とは違い、無意味な戦争に進まなかったには少し救いか?)を下敷きに、サウジアラビアで起きた事件(イスラムの世界での女性の地位が如何に低いものなのかを如実に現した事件)にスポットを当てながらも、実はそれに対する報道官CJクレッグ(女性)の発言に対する脅迫事件から、身辺警護についたシークレットサービスのサイモンとの手探りの恋が最後の悲劇に結びついていくのだが・・

今回は音楽の話なので、その部分だけ紹介すると、
ニューヨークでのイベントに出かけた大統領、バラ戦争の観劇の中で、テロの首謀者とされるクマーの国防大臣シャリーフの暗殺計画にGOサインを出す。同時にその日、CJを脅迫していた犯人が逮捕され、身辺警護の任を解かれたサイモンはCJと晴れてそのイベント後にデートの約束をする。

そしてデートを前にコンビニに入ったサイモンは、そこで異様な雰囲気に気づく。そう強盗が入っていたのだが、一人を確保した瞬間、もう一人に銃撃され殺されてしまう。
イベントが終わりデートに出向くCJのところへサイモンの訃報が入る。こんなところからこのハレルヤが流れてくる。
ジェフバックリーの声はせつなくて、悲しくて、心に滲みてくる。しかも彼は前途洋々の未来を待つ事なく30歳で亡くなっている。以下音源は日本公演でのもの。最後に言う"さよなら”が違う意味で切ない。
二コ二コ動画なのでご覧になれない方は、ジェフバックリーの姿ではないがドラマOCでのもの、YouTubeにあった音源で曲だけ聴いてください。
※以下はジェフ・バックリィの二コ二コ動画から
ご覧になれない方はYou Tube

それでも見られない場合はこちらをクリック。

何故か涙が流れてきます・・
おけいさん翻訳して歌ってくれないかな~

| コメント (0)

2006-11-25

30年を2時間半で

275505861_254s

判る人には判るこの歌。
知ってる人しか知らない歌。(当たり前か)
まあ、歌というより一人ミュージカルだけど、
タイトル、シュチエーション、そして人生の折り返し点を越えた ものだけに与えられた特権のような歌です。
該当者は心して読んでください。
全曲10分30秒の大作です。

 

30年を2時間半で 
作詞:麻田浩 森山良子
作曲:麻田浩 島健

こんな事ってあるのね、渋谷のデパ地下。
レジに並ぶ私の目が懐かしい横顔に釘付けになった。
他人のそら似?イエ髪には白いものが•••
でも、彼だわ。ドキッ。
早まる呼吸、声をかけようかかけまいか
カゴに入ったおとうふや
泥つきゴボウの先っぽが揺れている。
こんな事ってあるのね。
若い日々の恋がよみがえる。
気付かないで私に•••、やっぱり気付いて•••。
マスカラが目の下に落ちてないかしら。
ヤダ、小鼻がテカってないかしら。
彼がふと振り向いて、
瞳と瞳が重なって照れくさそうにほほえんだ。
今だに恥ずかしがり屋なのね、あなた。

「元気?」
「おう、まあ何とか元気にしています。
  今晩のおかずを買ってるんだ。
    そこのおからがおいしくてね。」

「あ、私も時々あそこの買う。おいしいよね。」
う、なれなれしくないかしら•••。
人波が消えてゆく。
レジが済めばそこでお別れ。

  「こちらこそ。」
「元気でね。」
「君も元気で。」

「きっとまた会えるね。」心の中でつぶやく。

30年を2時間半で飛び越して二人の気持ちは20(ハタチ)、
初めてのデートは“真夜中のカーボーイ”
30年を2時間半で飛び越して二人の気持ちは21
ぎこちのないFirst Kiss あなたの誕生日
いつも歌ってくれたしゃがれた“Blowin' in the Wind”
別れた理由(ワケ)が今だに見つからない

| コメント (0)

2006-11-17

街 ナターシャセブン

関西フォークの雄、高石友也の曲。実はたくみの一番最初に
買ったLPが高石友也のものであった。押し入れを探すとどこかにあるはずだけど・•
879278_4180098105s    
小室さんがキングストントリオやPPMからフォークに入ったのはその後の洗練された音楽性からも良くわかるところだけれど、高石友也は多分,ウ ディガスリーやピートシーガーあたりから入ったような気がする(多分),このあたりが、メロディの関東フォーク、歌詞&メッセージの関西フォーク と言われるようになったルーツだと思う。たくみは関西フォークから入ったにも関わらず、六文銭第一になった理由は自分でも謎だけれど、当時はそれほどの意 識もなく好きなものを追いかけていたような気がする。この唄はその当時というより、高石友也が隠遁生活に入ってからの、ニッポンカントリーソング的な活動 (ジキルや永さんの影響で始まった)宵々山コンサートが始まったころの唄だと思う。なんかいい意味で力が抜けた安心して聞ける曲だと思う。京都の街をイ メージさせるいい唄だ。学生時代は何故に貴方は京都に行くの?じゃないけど、京都ってあこがれの街でもあった。(作詞者だけ少し自信がない。間違っていた ら、ごめんなさい)ところで、六文銭の最初のレコードって、高石友也事務所が母体となったURCレコ−ドで、中川五郎さんとセットで1枚という変形だった はずだ。(これも多分)


作詞・作曲 高石友也
唄:ナターシャセブン

下駄の音 路地裏どうり 雨上がりの屋根 
窓越しの手まり唄 お下げ髪の 思いで

この街が好きさ 君がいるから 
この街が好きさ 君の微笑みあるから

街の角 喫茶店 古い美術館
山かげの細い道 初恋の涙
繰り返し


大学通り 流れる川 走る 路面電車
背の低い山を見て 君と僕の明日
繰り返し

私に人生と呼べるものがあるなら・・この時代のナターシャはなぜか懐かしい。

| コメント (1)

2006-10-21

遠い海の記憶〜つぶやき岩の秘密〜

247047352_216s_2 遠い海の記憶 〜つぶやき岩の秘密〜

いつか思い出すだろうおとなになった時に
あの輝く青い海と通り過ぎた冷たい風を

いつか大人になって君はふと気づくだろう
あの輝く青い海が教えてくれたものは
何だったのだろうと

作詞  井上真介 作曲 樋口康雄 歌 石川セリ

今日は少し毛色の違う歌を。ジョーさんも在籍したステージ101
出身、この歌の前に一部コアなファンからは”8月の濡れた砂"の
エンディングテーマを歌ったとして有名な石川セリの歌である。
藤田敏八の映画とは言え、日活ロマンポルノ作品と
全国の少年少女向け天下のNHKの少年・少女ドラマシリーズの
主題歌という取り合わせも事情を知る私としては・・・。
但し画像でもわかるように当のセリさんは見かけも声も異常に
イロっぽく、ロマンポルノはともかく何故NHKがって気はします。
しかし、原作が新田次郎のこのドラマをこの番組は本気で作って
いて 質的には今の月9よりははるかに丁寧に作られていたと思う。
そう言う意味で少々背伸びした少年のイメージにはピッタリの
何とも言えない甘酸っぱさが感じられる歌である。
勿論,この歌は 石川セリの歌唱なくては記憶に残らない歌でもある。
余談だがご存知のようにセリさんは現在、井上陽水夫人。但し
当時はピコこと作曲の樋口康雄と恋仲だったと記憶している。

★NHK少年ドラマシリーズが懐かしいと感じた方は以下まで。
http://members.jcom.home.ne.jp/nino-p/syounen.html

| コメント (2)

2006-10-15

好きな歌:朝の遊園地

243946412_154s 雨に濡れた木馬
嘘っこの汗まみれ真夜中の街を走り
やがて朝の行き止まり
酒瓶はからっぽ、タバコだってありゃしない
だからおやすみなさい眠れよ悪い子。

〜(中略)〜
足のもげた木馬、終わらない夢めぐり
七色の花火あげて、いつかひどいふざけ合い
この道はぐるっと前のとこへ戻るだけ
だからおやすみなさい眠れよ悪い子。
"oyasumi"

歌:安田 南 作詞:佐藤信 作曲:林光

何と言ったらいいか、この歌は片岡義男とMCをしていた
"きまぐれ飛行船"という番組のエンディングに使われていたと
思う。この番組も同じ時間帯の"允彦千夏のあなたまかせ"も
春樹時代の角川書店の提供枠で、極めてコアな時間帯&番組
でした。聞いていたことがある人には説明不要でしょう。
ある面、安田南もシンガーとしての中山千夏も(何せ、作曲は
すべてあの佐藤允彦さんですから)私のFavorite songsの
宝庫でもあります。(これから順次紹介しましょう)
話を戻して、安田南は伝説のジャズシンガー、
名曲プカプカのモデル等々存在自体がまさに
伝説のような人です。決して旨い歌手ではありませんが、
ジャズ&シャンソンみたいなハスキー&セクシーな
歌声はなんとも例えようがありません。
この歌、詩もさることながら作曲はあの林光、編曲も
絶品です。(当時は作詞/作曲もわかりませんでしたが)
大人の、雨が似合う、レイブラッドベリーの小説に
出てきそうなシーンが目に浮かんできます。

| コメント (1) | トラックバック (0)

2006-10-14

好きな歌:それはスポットライトではない

242188468_75s

”それはスポットライトではない"

もしも光がまたおいらにあたるなら
それをどんなにまってるか
ずっとまえのことだけれどその光に
気づいていたのだが逃しただけさ

〜(中略)〜

あの光、そいつはあんたの目にいつか輝いていたものさ
またおいらいつか感じるだろうか
あんたは何を知ってるだろうか
あのひかりそいつはそいつは古びた街のガス灯でもなく
月灯りでもない
スポットライトでなく蝋燭の火じゃない、
まして太陽の光じゃないさ

あの光そいつはあんたの目にいつか輝いていたものさ
またおいらいつか感じるだろうかあんたは何を
知ってるだろうか
   唄:浅川マキ コーラス:つのだひろ

今回はこの曲。日本の歌ではない。しかし浅川節を
聞くとオリジナルソングではないかと錯覚するくらい
浅川マキワールドにハマってしまう。浅川ファンからすれば
かもめや夜があけたら、あるいは北山修の赤い橋を
イメージされるのだろう。勿論自身の作詞の名曲もある。
しかし、今回は歌唱という点で、そしてドラムス&原曲の
掛け合いをするつのだひろに免じてこの歌を選んだ。
実は意味は違うのだろうが、なかなか陽があたらない
自分を勇気づける意味でよく口づさんでいた。

原曲はそのまま It's not the Spotlight
   作詞 B.Goldberg 作曲 G.Goffin

HPを見たら今年もまだ恒例の大晦日コンサートがPIT INで
行われるのだそうだ。多分30年以上続いているはずだ。
http://www.toshiba-emi.co.jp/asakawa/main.htm

| コメント (0) | トラックバック (0)

好きな歌:昼下がりの夢 ~白石アリス~

通りの並木はユーカリの樹みたい
風が強ければさやさやアフリカの大草原
キリンが首を長くもたげてその葉を食べないものかしらと
変なことを考えたり昼下がりは夢の街
〜(中略)〜
気がつけば通りには光眩しいクルマの行列
わずかなお金をテーブルの上、私は扉を開く
       白石アリス ~昼下がりの夢~

グーグルで調べると御伽草子の作詞者としか出てこない
白石アリスさんの昼下がりの夢である。この曲を聞いたのは
生涯2度、一度は30年程前ラジオで(多分オリジナル)、
もう1回は名古屋のTVで小室さんと坂崎さんのデュエットで。
でもこれも約15、6年前かなあ。よく見ると、おいおい
ユーカリはオーストラリアだからキリンはないだろって
つっこみを入れたくなるけれど、"夏・二人で"にも通じる
心地良い小室サウンド免じて許してしまう曲である。
(勿論,夏・二人では恒平さんの曲です)に
免じて許してしまう曲である。

今回シリーズ第1回(勝手に言ってます)として
My Favorite song(あまり知られてない)を紹介しました。

| コメント (2) | トラックバック (0)